彩る日々【BLEACH】 (ページ8)

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強く抱き締められるくるみはその手をゆっくりとほどいて
平子の方に振り替えるり両手で頬を包む

「幸せ過ぎで殺されるんだったら
私はとっくに真子に殺されてるよ」

平子「どんな殺し文句やねん」

ゆっくりと近ずく2人のり距離

月に照らされ伸びた影はぴったりと一つに重なっていた

ザカッ

リサ「あ、いや、うちの事は気にせんと続けて、？」

「っ、リサ！？」

砂利道に音を立てて現れたリサ

忘れ物をしたと戻ってきた

リサ「いくらなんでもやるなら部屋行った方がええと思うよ？」

「っ！！、や、やらないよ！」

平子「えっ、やらんの？」

「黙れハゲ！！」

リサ「うちの事ほんま、気にせんと…」

「お前は帰れ！！！」

リサはつれへんなーケチ
と言うとバラバラとおかれていたエロ本を数札まとめて手にもった

リサ「あ、貸したろか？」

「いらんがな」

リサ「何やねん冷たいな」

平子「お前はどんな神経してんねん」

リサ「真子ばっかり乱れて可愛いくるみ見るなんてずるいやろ」

平子「ずるないわ！お前くるみで変な妄想すんや無いで！
もし、夢にでも出してみ！出演料取るからな！」

「何でお前が取るんだよ」

リサははいはいお邪魔しましたと言ってきた道を帰って行く

平子「折角のいい雰囲気を…何て事してくれんねん」

「ぷっ、本当ビックリした～
いちゃついてる両親が子供に現場を見られた時の感覚ってこんな感じかな」

平子「あんな痴女な娘絶対にいやや」

くるみは立ち上がると縁側の戸を閉め始めた

「そろそろ寝よっか」

平子「せやなぁ～

で、一緒の布団やろな」

「…わざわざ聞く？あー一人の布団が良ければ用意しますけど～？」

平子「せんでいい！」

平子も立ち上がり戸棚を閉める

リサ「ええの？ひよ里。くるみんとこ泊まらんくて」

ひよ里「ハゲ真子がうっとーしーてたまらんわ」

ラブ「ちょっと前まではか一緒に住んでた癖にな」

ひよ里「うるさいわ！別に今日はそーゆー気分やったんや！」

ひよ里はどかどかと不機嫌そうに足音をならしながら帰路を歩く

何時もニコニコと優しいくるみ

しかし、自分には見せた事の無い
平子に笑いかけるその美しい笑顔を見て

平子と一緒に入れることが幸せなのだろうと
ひよ里は言葉にする事無く察していた

ひよ里「くるみには何時も笑ってて欲しいだけや」

ボソリと呟いたその言葉は誰の耳にも届かずに
風に吹かれて消えていった