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「何時にもまして機嫌が悪そうだったけど…どうしたんですか?」

浦原「いやね、最近お店が忙しくなってきたんで
ひよ里さんにここの店員として働いて頂けないか打診してみたんスけど…ね…」


浦原の頬につた真っ赤な平手の跡を見れば
交渉が決裂したのは明白だった


「そんなに忙しいんですか?
雨やジン太達がいるのに?」

浦原「いやぁー忙しいんスよね…
あの戦いの後尸魂界公認で商売が出来るように成りまして」




百一年前
浦原、夜一、テッサイに下された判決は取り下げられた

その裁判はくるみ も一度赴いた事がある
尸魂界の最高司法期間である四十六室だ

そこでの再判の結果すべては藍染の謀略によるものとし
無罪になったのだ


浦原「長かったっスねぇ…


平子さんたちも隊長に戻られた様で…本当に良かった」



「浦原さんの…お陰です…
浦原さんがいなかったら私も真子達も黒崎達も死神達だってどうなってたかわからない…
貴方のお陰でこの街も尸魂界も救われました」

浦原「よ、よしてくださいよぉ!」


浦原の持つ高度な技術と協力がなければ
藍染の捕縛は叶わなかっただろう

浦原は照れくさそうに頬をかいた


浦原「望んで現世に来たわけじゃ有りませんでしたが…
アタシは今の生活がとても気に入ってるんスよ

くるみ さんにも出会う事が出来ましたし」

「っ、キザすぎ」


今度はくるみ が浦原同様照れた顔をして浮かべて
目線を反らした

そんなくるみ を見てニコニコと笑う浦原


浦原「平子さんに聞かれたら怒られちゃいそうですね

それで…本日はどんな用件で?
あ、立ち話も何ですから奥へどうぞ



くるみ は浦原に連れられ居間に上がり
ちゃぶ台を挟んで腰をおろした


「今日…井上が尸魂界に来て…
朽木と三人で話したんですけど…」


くるみ は井上から聞いた黒崎の現状をかいつまんで話し
全てを聞き終えた浦原はそうですかと
神妙深く頷いた



「どうにかして…力を取り戻してあげられませんか?
何か手は無いんでしょうか…?
私に出来ることは何でもします!
だから…」

浦原「先、越されちゃいましたね」



「え?」


くるみ はうつ向いていた顔を上げて浦原をみる





浦原「実はもう、研究始めてるんスよ…
黒崎さんが力を失った、あの瞬間から」

「っ、浦原さん…」


浦原「黒崎さんが力を失ったのは
元を辿ればアタシが崩玉を作ったせいですから…
彼が‘無月’を使わざる得ない状況になった時から
力を戻す方法を考えてました」

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設定タグ:BLEACH , 平子真子 , ブリーチ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:月。 | 作成日時:2019年4月5日 1時

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