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平子「そういや、ここに来る途中ローズにおうたんやけど、織姫ちゃんに宜しく言うてたで?
なんや、干し柿がどうのこうのて…」
思い当たる節があったらしく、井上は笑顔で頷いた
ルキア「井上は、鳳橋隊長と何か関わりがあるのか?」
井上「此方にお手伝いできてるときに、ローズさんな怪我を治してそのお礼に干し柿を貰ったの!
それがとっても美味しくてね!
来年作ったらまたあげるねっていわれたんだぁ」
「へぇそうなんだ。私も貰ったよ
とっても美味しかった!
来年は一緒に作ろうって誘われてるんだよね」
平子「あそこはうまいことやってるみたいやぁ…
八の字眉で目付きの悪い金髪どうし気が合うんとちゃうか?
ローズはあの副隊長が気に入ったらしくてなぁ
それに、現世から楽器持ち込んで自分とこの隊士に教えてるらしいわ。あの辺通るとうるさいやろ?」
「煩くはないでしょ。楽器の音何だから」
平子「最終的にはオーケストラ作りたいんやと。もっと楽器増やして他の隊からもメンバー集めるつもりやーて言うてたわ」
井上「へぇ、面白う!楽しみだね!」
「私既にメンバーだけどね?」
興味津々の井上はくるみ の予想外の返事に目を大きく見開いた
井上「えっ、加藤さんメンバーなの、?」
「ピアノ弾けるんだよね。昔神社でおばあちゃんが子供たちに教えてて…私も教わってたんだ」
平子「へぇ、そうなんか知らんかったわ
したら、俺も見に行くな」
井上「死覇装のオーケストラ??きっと格好いいんだろうなぁ」
井上がそうつぶやいた時
平子の懐でピロリンと再び電子書簡の着信音がなった
平子「ん、また俺や」
伝令神機を開き届いた電子書簡に目を通した平子はにっと歯を見せて笑った
平子「桃が【きっちり一時間お休みさせていただきました】って送ってきよったわ…
しゃーないそろそろ俺も戻ろうかな!」
伝令神機を懐に戻して立ち上がり、両手を上に上げてぐぐっと伸びをする
平子「ほなな、織姫ちゃん、ルキアちゃん
くるみ も早いとこ戻ったり?
弓親が一人で大変そうやったで」
平子は二人の顔を見た後
少しだけかがんでくるみ の頭を撫でる
「わかってるよ」
平子は踵を返し丘を下っていった
二人はその場に立ち上がり彼を見送る
井上「またねー!」
大きく手をふる井上に
ルキア「失礼致します」
と頭を下げるルキア
「あんまりサボるなよ〜」
座りながら片手を上げて平子を見送るくるみ
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作者名:月。 | 作成日時:2019年4月5日 1時