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ルキア「何故、朽木家にと…屋敷の者達に聞けば
みな口を揃えて言うのだ…
兄様の亡妻である緋真様によく似ているからだと
私は腑に落ちなかった
ただそれだけの理由で、流魂街出身者を四大貴族の一つである朽木家が養子を迎えるだろうか…と」
「え、ロリコン?まさか…白夜さんってルキアの事…」
ルキア「馬鹿者!そんなわけ無いだろ!!」
「あはは、冗談だよ怖いな
てか、それが髪型に関係ある?」
ふぅと、息をついて話を続けるルキア
ルキア「正式に朽木ルキアになった日。兄様に呼ばれ、私は初めて仏間に入った」
仏間な正面に座る様に促され
緊張で震える足を何とか折り畳んだ
正座してうつむき、白夜の言葉を待つ
正面から、仏壇の扉が開かれる微かな音が聞こえ
‘我が亡き妻、緋真だ’
と言う声に顔を上げると、正面の緋真の遺影が眼に写った
ルキア「息を、飲んだ
確かに形は私とよくにていた。しかし、彼女は私とは何もかもが違っていた」
穏やかに笑んだ瞳はどこまでも澄んでいて
肌の白さは目に痛いほどに
桜色の小さな唇は優しい声音を思わせた
「その、緋真様を見て…朽木は白夜さんのためにその、良く似た容姿を保とうとしてるってこと?」
ルキア「あぁ…そうだな…そう、しようとしていた
緋真様を強く愛していたのだ…
大恩に報いて行こうと思ったのだ…だが……」
そらから数十年の時が流れ
私は緋真様の実の妹だと知った
緋真様とな約束を果たすべく、私を養子に受け入れてくださったのだ
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作者名:月。 | 作成日時:2019年4月5日 1時