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数日前
まだくるみ が死神を始めたばかりの頃
行きなり表れた小娘が十一番隊の四席になった異例の着任に噂は瞬く間瀞霊廷全土に広まった
はじめの頃は疎ましい目でみられる事も嫌がらせを受ける事も少なくなかった
そんな時気を使った朽木ルキアは良く十一番隊に足を運んでいた
そして、仕事が終われば食事を共にする事も少なくなかった
「はぁ…毎日毎日…嫌がらせだよ
全くふざけんなっつーの。私が何したって……
一度尸魂界も現世も裏切ってたわ…」
ルキア「まぁまぁ…みな、お前が羨ましいのだ
仕事が出来て実力もあり、人徳にも恵まれている…
それでいて美人ときたのものだ」
「そんなに誉めてもなにもでないよ?
あーあ、そう言ってくれるのは朽木だけだよ
そーんな朽木が副隊長か〜
ま、恋次がなれるんだから朽木がならない訳無いか」
食事をとりながら日々起こる嫌がらせや仕事の不満をもらす
そして、明後日に控えた副隊長の任命式を前にくるみ とルキアは二人で前祝いをしていた
パラッ
朽木がご飯を口に運ぶ時横髪がパラリと落ちる
その髪が皿の上に着きそうになるのをくるみ が手を伸ばし止める
「髪伸びたね」
ルキア「あぁ、そうだな…」
「何時も同じ髪型なの?」
くるみ にそう言われるとルキアは持っていた箸を止め箸置きに戻す
少しだけ顔色を曇らせたルキアに
悪いことを聞いてしまったのではないかと
同じように箸を置いてルキアを見る
ルキア「加藤は…私がどうして朽木家に養子になったのかは知っているか?」
「え、っと…黒崎に少しだけ聞いたけど…」
ルキアが朽木家に養子になった話は
ルキア奪還に尸魂界に来たさい黒崎と白夜が戦いの末
白夜の口からルキアに聞かされていた
その言葉を近くにいた黒崎や井上も聞いたと言う
その場に居合わせなかったくるみ にも差し支え無い程度に黒崎から話は伝わっていた
ルキアはゆっくりと話始めた
ルキアがまだ霊術院の学生だった頃
朽木白夜に突然養子になれと言われた事を
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作者名:月。 | 作成日時:2019年4月5日 1時