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【よぉ!井上!伝令神機貰ったんだってな!
何か困ったことがあったら遠慮なく連絡してこいよ!
じゃぁな!】
六番隊副隊長 阿散井恋次


「あ、次は恋次だ!」

井上「朽木さんが教えてくれたみたいで」


井上は次々と送られてきた電子書簡を見せていく



【朽木から聞いたわよ!伝令神機もらったんですって?今度現世にいったときは連絡するからお茶しましょ!
織姫がこっちに遊びに来たい時は、あたしに言いなさいね!
直ぐに十番隊の穿界門、開けさせるから!
まってるわよ〜!】
十番隊副隊長 松本乱菊


「ふふっ、乱菊さんらしいね」

井上「ですねっ」


【松本が現世でサボっているのを見かけたら、ここに連絡してくれ】
十番隊隊長 日番谷冬獅郎


「乱菊さんに聞いたのかな?」

井上「そうみたい!皆向こうでいろんな人に連絡先を回してくれたみたいで…」



ポチポチと画面を動かすとそこには

浮竹や、京楽、斑目、綾瀬川、と言った顔馴染みの死神たちから連絡があった



井上「あの、戦いの後…瀞霊廷は凄く大変だったみたいですね…」

「ああ、少し聞いたよ…
空席だった隊の隊長を真子達が戻るとか…
吉良副隊長とか、檜佐木副隊長…私も四十六室の裁判をうけたりとか…
新体制になるまではバタバタしてたみたい」

井上「そうなんですね…皆ちゃんと前に進めて…」

「井上?」



井上はそう口にするとキュッと唇を強く閉じた



井上「黒崎君は……何時も淋しそうに見えるんです」



力を失ってから数日間の黒崎は
自身の変化に戸惑って居ることが誰の目にも明らかだった


「確かに、気づいたときから見えていたものが急に見えなくなったら正直正常な世界だとは思えないかもね」

井上「黒崎くんと出会って…あたしにも霊が見えるようになって
それで、思ったんです
今見えてるこの世界が急に見えなくなったら、って」


井上は目の前にある兄の墓をみ上げる



井上「‘この生活は、望んでいた平和な世界だ’って
黒崎君は言うんです…

まるで、自分に言い聞かせてる見たいに…
そう、言うんです」

「望んでいた平和な世界か…」


この話になると、黒崎は決まって笑顔を見せたが、そこには隠しきれない淋しさにじんでいた

その笑顔に井上はいつも
息が止まりそうなほど胸を締め付けられる

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設定タグ:BLEACH , 平子真子 , ブリーチ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:月。 | 作成日時:2019年4月5日 1時

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