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井上「加藤さんも私が知らない間に死神になっててビックリしましたよ!
あ、因みに私もたつきちゃんって言うとっても強い友達に
空手習ってるんですよ!
盾舜六花の力だけじゃなくて、あたし自身も強くならなきゃって思って」
「井上が空手?うわ〜想像つかなぃ」
井上「えー!!昔も習ってたんですよ!!」
「井上は凄いよ…すごく頑張ってます」
くるみ は墓石を真っ直ぐ見つめて話だす
「自分自身の力も凄いのに此方で体鍛えて…強くなろうと努力して
それに、尸魂界で多くの死神の傷を癒してたんでしょ?
卯ノ花さんが凄く誉めてたよ
後、花太郎も」
井上「えっ、い、いやぁ〜えへへ…」
井上は照れたように頭をかくと
少しだけ表情を曇らせる
井上「黒崎君が目を覚ますまで…
何にもしないのは落ち着かなくて…
私が虚園に囚われなかったら怪我人はもっと少なかったかもしれなかったし…」
「井上はなんも悪くないよ…
ちゃんと皆の事を信じて彼処にいたんだから」
井上「加藤さんだって皆のこと守りたくてあっちにいたんじゃないですか」
井上と目が合うと少しだけ悲しい顔をしていた
「うん…そうだね…」
井上「はぁでも、またこうやって加藤さんと話せるなんてうれしいなぁ」
「私もだよ」
井上はポケットから有るものを取り出した
角が丸い長方形の本体
その右隅に四番隊の隊花である竜胆の花が刻印された
携帯電話の、様なものだ
「携帯?」
井上「これ、四番隊にお手伝いに言った時に卯ノ花さんから頂いて…
伝令神機って言うんですよ!」
伝令神機
一度だけ見たことのあるそれは
現世と尸魂界を繋ぐ携帯電話の様なものだ
井上「こっちに入るのに尸魂界と電話のもメールも出きるって、不思議ですよね?
どういう仕組みなんだろう」
「…わからん…と言うか私伝令神機処か、携帯電話も持ってないから…
どうやって使うの?」
くるみ は井上の持っている伝令神機を覗きこむ
井上はボタンを操作し電子書簡箱を開く
するとそこにはこれまでのやり取りが電子書簡
現世で言うメールがずらりと表示された
そして、一番古いメールを開く
そこには見慣れた少女の名前が一番にある
【これで今後は連絡が取りやすくなるな!】
一通目の電子書簡は朽木ルキアから届いたものだった
「あ、朽木からのメール?」
井上「はい!黒崎君のおうちで集まってた時に連絡先を交換したんです!」
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作者名:月。 | 作成日時:2019年4月5日 1時