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宏光「春樹さんとはどう」

「どうって、別に普通だけど」

宏光「普通ならお父さんって呼ぶだろ」

「…お父さんって呼べないの。呼びたくても…体が拒否する感じで…」

宏光「まあ、無理すんなよ。春樹さんも、愛海(まなみ)も無理に呼ばせようとはしてないんだから」

「うん…」

それっきりひろ兄ちゃんは話しかけてこなかった。







宏光「最近学校には行ってんの?」

「ちゃんと行ってるよ」

宏光「そりゃよかった。俺のおかげだな」

「…そうかもね」

宏光「なんだよ、やけに素直だな」

「ねえ、ひろ兄ちゃんは大学に進学するかジャニーズ1本にするか迷ったことあるの?」

宏光「んー、俺は元々大学は出とくつもりだったからな」

「じゃあ就職の時は?」

宏光「そりゃ迷ったよ。就活した方がいいのか、今のままジャニーズ続けてていいのか。二階堂からも就活しなくていいのかよ!とか言われたし」

「それでもジャニーズを選んだんでしょ?」

宏光「1度追った夢を最後まで諦めないって決めてたからな。サッカー辞めて、ジャニーズまで辞めたら、俺はなんのために夢を諦めたんだってなるからな」

「ふーん…」

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作者名:ちみゅ | 作成日時:2019年10月29日 22時

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