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8「でさ、1年半も経ってもーたし、黙っておらんくなったからさ、その...新しい彼女とか、できてるよな。
ごめんな、卑怯やんな。病気の話なんかしてさ。
私が戻って来たからって、今の彼女と別れてこっち戻って来るとか、そんなんやめてや?(笑) 彼女さんが可哀想やし(笑)」
笑いながら喋ってる。早口で。
でも、バレバレ。
自分では気付いてないかもしれんけど、目に涙溜まってんもん。
強がりすぎ。泣けばいいのに。
7「アホやな。涼香のほうがアホやん。
勝手に決めつけるんは良くないで。
俺、彼女なんか1人もつくってへんで。
だって涼香と別れてないもん。
自然消滅したとも思ってへん。ずっと涼香の事待っとった。
他の女の子になんか目ぇいかへんかったわ。」
俺がそう言ってから、涼香はありがとう、タカシって言った。
7「涼香、俺とまた、ずっと一緒にいてくれる?」
8「うん、うん!もちろんやで!」
その後、俺は涼香と一緒に楽屋に戻った。
メンバーに涼香を紹介して、背中を押してくれたタクヤにも、感謝の気持ちを伝えた。
あんのじょう皆にからかわれたけど、めっちゃ幸せや。
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作者名:KA!R!-8?? | 作成日時:2016年12月14日 2時