《黒バス》乙女＝僕ってありえないにも程があるんですけどwww(ギャグ時々恋愛)

No．２１７　知らないほうがいいことを知った時のショックはすごい ページ41

〜図書室〜



桃「青峰くん、ここ解いてみて」

青「わかんねー」

若「お前な、少しは勉強しろよ！」

あ「うるさいぞ若松」

桜「図書室では静かにしないとダメですよ」



三学期も始まり


学年末テストが刻々と迫ってきている今


今までのアホ峰の成績からしてコレはヤバイと判断した主将やぼく、さつきちゃんにより


現在図書室でアホ峰の勉強会が行われている



あ「でもやることないから暇」



なので自分の興味を引きそうな本を探している



あ「戦国恋物語シリーズか、確か女子に人気だったな」



コレのせいでクラスに歴女が増えてすごいことになってるな


休み時間なんかは「毛利様ァァァァァ」とか「家康さん優しィィィィ」とか叫んでる


マジあれはうるさい



あ「なにか面白そうなのは〜・・・」



・・・ん？



あ「何この図鑑ぽいの『世界の戦闘種族』ってwww」



厨二かよwww


でもなぜか知らないが


僕はこの本にものすごく惹かれた



あ「というわけで読むことにした」

若「よくそんなの見つかったな」



で、とりあえずはペラペラとめくっていった


神話級にすごいのとかも出てきて


純粋にカッコイイと思った


ホントに、気分が子供に戻った感じ



あ「あ、コレは・・・」



ふと目に止まったページには


【脚力最も長けた戦闘種族 レッドキル】


と、そう書かれていた


確か僕も半分ではあるが、この種族の血が流れている


自分の祖先に気になった僕はその下に書かれている文章を読んだ





『世界中にかつては分布していた天性の凄まじい脚力を持った種族

その髪は血のごとく赤く、目は一族一族でかなり違っていたが、その一族の中でその色以外の子は生まれてくることは無に等しかった』



だから母さんは忌み子として扱われたのか


ほんと昔の世界って怖いねぇ


今の世の中じゃ暴力は犯罪だから



『性質は基本好戦的で、村に近づこうとでもすれば躊躇無く抹/殺された』



まあ怖い



『村と村との争いは頻繁で、負けた側の村の人間は全員消すという風習もあった

その風習のせいで数は減少していき、ついには滅びてしまった』



ここにいますよ、生き残り



『最も強暴だったとされる一族、白銀の村の風習は特に酷く、親/殺しや友/殺しもあったという』



白銀って・・・



あ「僕の母さんの・・・」



僕はこの時、自分の中の何かが少し動いたように感じた

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