弍拾陸の刻 ページ27
side武道
「……間に合ったか……」
え？
間に合ったって……もしかして、東卍のメンバーが応援に来たのか！？
「そういうことか、救世主……」
半間がぽつりと呟く。
ダテ君ももしかして分かってて、時間稼ぎのために話してたってことか！
東卍のトップクを着た集団がバイクから降りてくる。
「ったく、内輪揉めは気乗りしなかったけどよ」
「愛美愛主相手なら思いっきり暴れられるしな！」
隊長であろう三人を筆頭に、東卍の集団が一歩ずつこちらへ向かってきた。
「ダテ、テメーは連絡がいきなりすぎるんだよ。今から来い、とか……まぁ、決戦が予定通り今日になっただけだがな」
「すまないな。しかし貴様らも宴に心を躍らせているんだろう？」
「当たり前だろ。東京卍會……全員集合だ馬鹿野郎！！」
やべぇ……愛美愛主も東卍も揃って……大変なことになっちまった…。
「祭の日に大乱闘……血が踊るな、マイキー」
「そうだな、ケンチン」
ドラケン君……
……駄目だ…
「タケミっちよ。ここからは我々の戦いだ………くれぐれも巻き込まれぬように気をつけていろ。
………さぁて、堕天使である俺の心が敵を倒せと叫んでいる……！これは素晴らしい宴になりそうだ。」
「ダテ君……」
違うんだ………俺の身じゃないんだ……
ドラケン君が危ないんだ！！
「行くぞオラァ！！」
「うおぉぉぉ！！」
「フハハハハハハハ！！楽しい宴の幕開けだ！」
早くももみくちゃになっていく。
見ると、隊長の人達が愛美愛主のメンバーをボコボコにしていた。
反対側を見ると、東卍のメンバーであろう人が愛美愛主の一人に倒されている。
とにかく、ドラケン君を探さないと……！
俺は人混みを掻き分けて進んで行く。
この抗争にキヨマサが紛れているはず。
ドラケン君は確かあっちの方向へ行って＿＿＿＿＿
「がっ！」
「う゛っ！」
『うわっ！？』
歩いていると、愛美愛主の倒れてきた人に当たった。
どうやら意識がないらしく、俺が避けるとそのまま地面に倒れてしまった。
……この人、意識がないのに殴られたあとも蹴られたあともない。一体誰がどうやって倒したんだろう……
！？
見ると、俺の目の前で襲ってくる愛美愛主のメンバーの間を素早くくぐり抜け、手刀をくらわせているダテ君の姿があった。
そういうことか。
長内を倒したあの時も、手刀をくらわせたんだ。
………っと、ドラケン君を探さないと！
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皇 - コメント失礼します！すごく面白いです！話の内容もわかりやすくて、自分の好みでした！このような面白い作品をつくってくださりありがとう御座いますm(_ _)mこれからも応援しています! (2022年1月20日 21時) (
レス) id: 1473541b99 (このIDを非表示/違反報告)
Mａｋｕａ*ぼっち - 続編おめでとうございます！続編楽しみに待ってます！ (2022年1月19日 20時) (レス) @page43 id: 9133ec87fb (このIDを非表示/違反報告)
Mａｋｕａ*ぼっち - すごく面白いですww厨二病主人公大好きなのでこの小説を作ってくださりありがとうございます！更新頑張ってください！応援しています＼＼\\٩( 'ω' )و //／／ (2022年1月14日 16時) (レス) @page38 id: 9133ec87fb (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - ダテちゃん可愛いww (2022年1月13日 19時) (レス) @page3 id: 3fca84560f (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - っっっ…ブフォwww！いやもう笑う要素ありすぎて…w主視点ダメだこれ…www (2021年12月22日 16時) (レス) @page19 id: aa46f024f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白崎 | 作成日時：2021年10月24日 11時
