◇3話 ページ5
「へー！良い景色じゃない」
「でしょー！少し家賃は高いんだけどどうしてもここがよくて………」
「あんた昔から高い場所大好きだもんね」
呆れ半分の笑顔を浮かべた友達はソファーにどかりと座った。
「大学卒業を期に引っ越しねぇ………あたしも引っ越そうかな」
「いいんじゃない？心機一変で」
「うーん………検討する」
その台詞は多分引っ越ししないオチだろうなーと思ったが口には出さないでおく。
彼女とはかれこれ7年の付き合いになる。
高校1年の時になってから今まで………ずっと一緒にいるせいか、教授達からは2人1セットなどと言われていた。
まぁ、そんな大学生活も少し前に終わりを告げたのだが。
「あ、これ」
「ん？……あぁ」
棚の上に飾ってある写真を見つけた彼女。
「懐かしー！確か………3年前だっけ？」
「そうそう。何でか捨てられなくて」
「一ノ瀬先輩が写ってるからじゃない〜？Aと先輩仲良かったじゃない」
「毎日喧嘩してたけどね」
「卒業式の日ボロボロ泣いてたのは誰かな〜？」
「う、うるさい！！そうだ、今度先輩と遊ぶことになったんだ」
「へー。珍しい」
「引っ越したことを伝えたら家が近いらしく今度遊ぼうって………」
興味無さげにふーん、と彼女が呟く。
最も興味を持たれても困るのだが。
「精々楽しんでらっしゃい」
「もちろん」
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飛鳥(プロフ) - 天夜梨夢@高浮上さん» ありがとうございます！とても嬉しいです！期待に応えられるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2017年11月18日 19時) (
レス) id: af015dff7f (このIDを非表示/違反報告)
天夜梨夢@高浮上(プロフ) - 凄く惹かれる作品ですね！大好きになってしまいました。更新頑張ってください！応援してます！楽しみに待ってます！ (2017年11月13日 2時) (レス) id: a489068a93 (このIDを非表示/違反報告)
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