虚しさ ページ36
貴「美咲おはよ〜」
「おはようA」
いつも通り登校し美咲に挨拶をした。
貴「あ、あのね美咲」
「んー?」
貴「言うの遅くなっちゃったけど私、裕太と付き合うことになったよ。」
「えっ…!!!ほんと!?おめでとうA〜!」
美咲は私に抱きついてきた。ちゃんと幸せにしてもらいなよとかなんかあったらすぐ言うこと!って釘を刺されて今日一日はずっとその話で持ち切りだった。
授業が終わり美咲と別れて歩き出した。するとねえ。と声をかけられ、美咲かなと思い私は声のする方を見た。すると
「A久しぶり〜」
貴「奈々!!」
「ちょっと時間ある?」
私達は近くにあった喫茶店に入った。
貴「どうしたの?近く通ったとか?」
「ううんAに会いに来た!!」
貴「あ、そうなんだ(笑)」
「…A春樹と付き合ってたんだね。」
貴「ああ、前の話だよ。」
奈々は怖い顔で私を睨みつけた
「結局Aは春樹の事私に押し付けたかったんでしょ。そりゃ裕太の方が優しいもんね?優しいところに漬け込んで裕太の事私から盗んだんだ。」
驚きが隠しきれなかった。最初に裕太を裏切ったのは奈々のはずで、
この間の春樹もだけどこの人たちはどこまでも勝手だった。
どうして私と裕太が幸せになるのをここまで拒まれてしまうのか。私はわからなかった
「こんな事言いたくなかったけど、Aが昔から裕太の事好きなの知ってたよ。それに漬け込んで私が裕太に告白しようとしたの。そしたらAちゃっかり協力しちゃってさwほんっと面白いねw」
奈々はこれでもかってくらいお腹を抱えて笑っていた。
「自分のことは犠牲にしていいから友達の事をって感じ?wwwいい子ぶるのもいい加減にしとけよブス。裕太取られて春樹も取られたの。どんな気持ち?笑」
私は我慢の限界で奈々の頬をぶっていた。
貴「いい加減にしてよ…私は奈々の事ほんとに友達だと思ってた。だから幸せになって欲しかったの。でも、がっかりだよ。」
「ほんとにムカつくね」
貴「そう思うならごめんね。だけど私は春樹の事ちゃんと好きだった。だから奈々が春樹の事責任もって大切にしてあげて。私は裕太と離れる気はないよ。今までありがとうね。さよなら」
私はお金をおき喫茶店を出た。信じていた友達に裏切られた気持ちでいっぱいでただただ虚しかった
。
だけど奈々が放った言葉は偽りだってどこかで信じたい私がいた
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作者名:とまと | 作成日時:2019年8月6日 8時