苦しみ ページ35
裕太と二人で手を握り歩く私達。
貴「…裕太ごめんね。気悪くしちゃったよね」
裕「なんでAが謝るの?それよりAに何も無くてよかったよ。」
どこまでもやさしい裕太に罪悪感とこんな私でもいいのかって劣等感に襲われる。
裕太と奈々は凄くお似合いで裕太はカッコよくて奈々は可愛くて。
じゃあ私は裕太と釣り合ってるのかな。きっと釣り合ってない。自己嫌悪に陥って勝手に落ち込む私を裕太は心配そうな目で見た。
裕「Aが考えることなんかないよ。俺はAが好き」
貴「ありがとう…」
裕「お揃いの買いに行くって約束してたでしょ。行こっか」
裕太はどんな時でも私を笑顔にしてくれてただただ幸せにしてもらってるなって何度思ってもきっと私は裕太のことを好きになる。
2人でいろんなところを見て回っていると
裕「これよくない?」
裕太が指さしたものはペアリングだった。ネックレスにもできるもので凄く可愛らしいものだった。
貴「可愛い…」
裕「ほんと?じゃあこれにしよっか」
2人で目を合わせてはにかんだ。小さい頃に作ったすぐ壊れてしまうシロツメクサの指輪なんかじゃなくてこれからの私たちを導いてくれるような指輪だった。
大満足して買い物を終えた私たちは帰路についていた。
裕「いつかちゃんとした指輪あげるからね」
貴「えっ」
裕「それまでこれで。待っててね。俺だけのAって印だから」
悪戯な目をして笑う裕太に不覚にもドキッとしてしまった。
裕「ちょっとだけ一緒に居たい。ダメ?」
貴「……ダメじゃない」
裕「よしっいこ」
そういい裕太の家に私達は入っていった。
翌日
貴「裕太のちょっとって…なに…」
裕「んー???俺としてはちょっとだったけど」
私はベットから起き上がろうとして力が入らなくてぺたんと床に座り込んでしまった。
裕「あーあだらしないなあ。ほら、おいで」
そういい裕太はまた私を抱き抱えてベットに戻る
裕「んーA好き。」
そういい私の胸に裕太は顔をうずめた。
貴「くすぐったいよ〜」
裕「いいでしょ、ちょっとだけ」
貴「もう裕太のちょっとは信じたくない」
わちゃわちゃと言い合いをしながらまた数時間ベットの中でいたのは内緒の話
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作者名:とまと | 作成日時:2019年8月6日 8時