感謝 ページ22
鍵も家に置き去りにし同棲していたアパートに別れを告げた。
貴「これからどうしよう。実家はまだ誰もいないみたいだし」
裕「俺の家こればいいよ。今日夕方奈々来るけど」
貴「いや、さすがに2人の邪魔は出来ないよ。私はどこかホテル探して泊まるから気にしないで」
裕「さすがに今は1人にはしておけないの。」
裕太は真っ直ぐ私を見つめるドキドキと高鳴る胸を抑え平然を装った。
貴「じゃあ、お言葉に甘えて」
裕「よし。」
そう言い私の頭をわしゃわしゃと撫でる。同じはずだった目線なのにいつの間にこんなに男の子になったんだろう。手も大きくてゴツゴツしてて私が覚えてる裕太とは程遠くて凄くドキドキしてしまった。
裕「ついた〜〜」
貴「おじゃましま〜す。」
裕「数時間ぶりだね。」
貴「うん…。裕太さっきはありがとう。助けに来てくれて。」
裕「ううん。でもほんとに無事でよかった。」
裕太は私を見てニコッと笑うその笑顔は何の濁りもなく昔と変わらない笑顔だった。優しくて守ってくれる裕太に私は徐々に惹かれていて、春樹を断ち切ろうと思えたのも裕太に会えたからだ。
私…裕太が好きなんだ
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作者名:とまと | 作成日時:2019年8月6日 8時