幼馴染 ページ2
遡ること5年前まだ真新しい制服に身を包んでいた高校1年生の私達
小さい頃から私と裕太は仲が良く一緒の高校に通っていた。
とある日、裕太の父の転勤が理由で裕太がこの街を出ていくことになった。
裕「俺、引っ越すことになった」
貴「うん。お母さんから聞いたよ。」
裕「寂しくないの?」
貴「寂しい訳ないじゃん!馬鹿にしてくる裕太がいなくなって清々するよ」
ほんとはそんな事微塵も思ってなくてただ私が寂しいって言ったらきっと裕太も寂しくなってしまうだろうと思って精一杯気持ちを隠したのだ。
裕太の転校が決まってから同じクラスの友達奈々が私に相談をしてきた。
奈「ねえA、裕太君転校しちゃうんだよね」
貴「そうだね。」
奈「私、裕太君が転校しちゃう前に裕太君に告白したい。」
貴「えっ……」
私が驚くのも無理は無いはずだ私は小さい頃からずっと裕太のことが好きだったから。
だけど裕太は私の事幼馴染としか思ってなくて女として見てくれてるなんて思ったこともなかった。この時の私は自分を守ることに精一杯で自分の気持ちに向き合う事ができなかった。
貴「…奈々なら大丈夫だよ!頑張んな!」
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作者名:とまと | 作成日時:2019年8月6日 8時