空を望む。122 ページ36
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「"止める"なんて簡単にいいますけど、Aさんのユニーク魔法は謂わば"幻覚"です。私たちは惑わされて終わりですよ」
「ならこのままAさんを見捨てて、お前だけ逃げればいいだろ。俺はそんな
「なッ……！ 僕があの人を置いて逃げるはずがないでしょう！！」
何も真っ向からあのユニーク魔法に挑まなくとも、Aさんに対抗する手段はある。
____まぁ、脅威であるのに変わりはないが。
「どうするんですか？」
俺の隣で喚くアズールには目もくれず、グリムをその足に巻き付けたまま、決して折れない瞳が俺の目を貫く。
魔法も使えない、大して強くもない唯の人間。傍から見れば戦力にもならないような存在が、この場において誰よりも冷静に周りを見れているなんて、誰が思うだろうか。
"監督生"なんて大層な役割を与えられているが、その実決して分不相応なわけではないその強さ。
「外から見れるお前なら、見極められるんじゃないか？」
Aさんなら無力な人間を狙うなんて卑怯なマネ、するはずがないからな。
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ヴィンセント・ヴァンクール - とても面白かったです(o^^o)更新楽しみに待ってます！これからも頑張ってください。応援してます(^^)/ (8月1日 21時) (
レス) @page42 id: a3d5b84e3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩崎葉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ksmkrn12211/
作成日時：2021年1月23日 15時
