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空を望む。121 ページ35
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「おや、珍しいですねフロイド。貴方なら喜びそうな気がしますが」
「……だってさぁ、怒ってるシイラ先輩は目の奥がギラギラ輝いてて綺麗だし、普段とは似ても似つかないあの態度が面白いのに」
今のシイラ先輩の目は綺麗じゃねぇし、自分自身に縛られてるみたいで全然面白くねぇもん。
____"自分自身に縛られている"？
「……なるほど、そういうことか」
「ジャミルさん、何か思いつきましたか？」
「策というほどのものではないがな」
Aさんの狙いはまだ完全にはわからないが、Aさん自身も定かではないなら打つ手はある。
「恐らく、Aさんはまだ完全に意識を持っていかれていない」
だからこんなにもまどろっこしい手で時間稼ぎをしているのだろう。
俺に放ったあの魔法も、何も言わずに唱えていれば当たっていたかもしれないのに、そうはしなかった。Aさんは本気で俺たちを傷つけようとはしていない。
____つまり、今ならまだ止められる。
「この空間が消える前に、Aさんを止める」
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ヴィンセント・ヴァンクール - とても面白かったです(o^^o)更新楽しみに待ってます！これからも頑張ってください。応援してます(^^)/ (8月1日 21時) (
レス) @page42 id: a3d5b84e3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩崎葉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ksmkrn12211/
作成日時：2021年1月23日 15時
