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机の上のお菓子を全部食べてしまった時、丁度私が飲んでいた紅茶もなくなってしまった。
ふと、まふくんが時計に目線を移す。
それに釣られて私も時計の長針と短針を目で追えば、私がまふくんの家に来た時からかなり時間が過ぎていた。
『え、もうこんな時間...。』
思わず心の声を口に出してしまうと、まふくんが心配そうに、｢もう帰る？」と聞く。そうしようかな、と答えると彼は「わかった、」と言って立ち上がった。
私も名残り惜しさと一緒にバッグを持って、まふくんの背中について行った。そして部屋のドアまで来たところで。
突然あっと思い出したようにまふくんが、
「ちょっと待ってて！」と言いながら部屋に戻って行った。
あ、と私も気づいて、何となく俯く。
「ごめん、忘れてた.....」
『ううん、大丈夫』
こうやって、帰り際。
私はまふくんから、今日の時間をお礼として貰う。
正直私は、この瞬間があまり好きじゃない。
これを貰う度、私とまふくんは普通の関係ではないことに気付いてしまって、彼に対しての罪悪感がふつふつと湧き上がるから。
じゃあね、と言うと、彼が手を振りながら遠慮がちに言った。
「また連絡しても良い...？」
私が『勿論だよ』と答えると、嬉しそうに笑ってくれる。
また、があることが嬉しかった。罪悪感ばかりの心が少しだけ、ほんの少しだけ、軽くなった気がした。
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空梅雨(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» 気づいちゃいましたね笑コメントありがとうございます😊😊更新頑張ります…！！！ (2022年3月13日 9時) (
レス) id: a04b728654 (このIDを非表示/違反報告)
無気力に自信が有る人 - 気づかれましたね。更新頑張ってください！ (2022年3月13日 9時) (レス) @page25 id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
空梅雨(プロフ) - ラムちゃさん» こちらこそ読んでくださってありがとうございます…！！！感謝しかないです、いつもありがとうございます🙏 (2022年2月21日 21時) (レス) id: a04b728654 (このIDを非表示/違反報告)
ラムちゃ - 更新ありがとうございます (2022年2月21日 21時) (レス) @page16 id: f594704211 (このIDを非表示/違反報告)
空梅雨(プロフ) - ラムちゃさん» コメントありがとうございます…！好きと言って頂いてとても嬉しいです‼更新頑張ります (2022年1月28日 23時) (レス) id: a04b728654 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空梅雨
| 作成日時：2022年1月27日 20時
