犬と任務 ページ5
ーー砂煙が舞う中、背負っている電信機を起動する
『…ｼﾞｼﾞ…こちらA…エリアC、クリア…』
｢…ｼﾞｼﾞ…こちら探索部隊本部。了解、そのまま調査を続けろ…｣
『…了解…ｼﾞｯ』
あれから数日後、Aは気持ちを一段落させてから仮眠をとり、探索任務へと駆り出されていた。
任務先はかつて人形作りが栄えていた村ｰｰｰ神田とAが出会った村ｰｰｰである。
昨年AKUMAを討伐し、イノセンスの存在も確認されなかったはずなのだが、どういう訳だか再びAKUMAの出入りが確認された。
そのため、前回のメンバーを中心に、再編成された探索チームで再びこの地を訪れていた。
村自体は山間部に位置し、周りは人形作りに適したホオノキで囲まれている。
そのホオノキに、前回訪れた時にはなかった細工がしかけてあった。
『これは…』
ホオノキ一本一本にロープが引っ掛けられており、等間隔で木の実の殼を２〜３個ずつ吊り下げるという簡単なものだった。
『(人の手が加えられている…AKUMAがこんなことをするとは思えない
…となると)』
『ｼﾞｼﾞｯ…こちらA、エリアDで罠を確認。人の手が加えられている。…生存者がいる……最悪の場合、ブローカーもしくはノアの一族が介入している可能性あり』
｢ｼﾞｼﾞｯ…こちら探索部隊本部。了解、こちらから改めてエクソシストを要請する。全ての探索部隊はあたりを警戒しながら探索続行、終了次第本部に帰還せよ｣
『…了解…ｼﾞｯ』
ーーーーーーー
探索が終わったため、本部に帰還する。
エクソシストは万年人手不足であるため、探索段階ではまだ同行されないのが辛い。
『A、只今帰還しました。』
｢ご苦労………ところで、
また拾ってきたのかお前は…。｣
｢へっへっ｣
『…………つい…』
｢はァ…今に始まったことじゃないが…責任は持てよ｣
『はっ！』
｢まったく…胃が痛い…｣ｷﾘｷﾘ
｢わん！｣
探索中に、どこからかやってきた成犬を拾った。かわいい
置いていくのも可哀想だったため、一緒に連れてきたのだが…
『(…こんな山奥に犬が迷い込むはずがない。
……村に飼い主がいたんだな)』
そうこうしている間にエクソシストが到着した。
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neko - 続きめっさか気になります！！更新待ってます、いつまでも (2月20日 12時) (
レス) @page7 id: d4178cfc98 (このIDを非表示/違反報告)
ozだぁ〜 - 神田ユウ様ァ〜!! (2021年5月4日 23時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年10月10日 8時) (レス) id: b085d94187 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LaLa | 作成日時：2019年8月17日 2時
