検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:10,105 hit

メファリル公爵家 4 ページ6

カリーナside


妾が次に意識がはっきりしだしたのはフカフカなベッドの上だった

寝室、書斎、図書室、リビング、キッチン、洗濯場etc以外の全ての部屋に鍵がかかっているからきっと寝室だろう

息をするのが辛い

ふと自分の額に濡れタオルが置かれていることに気がついた

冷たくてとても気持ち良い

誰が寝室まで運んでここまでしてくれたのだろうか

傍に二つの気配があるのが分かった

妾は気になって目を開けた



『...ん』



目を開けたのが辛かったため声を出してしまった

目を開けた途端に目に入ったのは心配そうに見ている男の子と男性の顔だった



「お加減はどうですか?」



男性の方が聞いてきた

妾は起き上がろうとしたが、起き上がろうとした瞬間に目眩がしてそのままベッドへ逆戻り

するかと思われたが男性が支えてくれた

そのまま丁寧にベッドへ下ろされた



『...ありがとうございます』



「大丈夫そうではありませんね」



『あの...あなた方は?』



妾は二人に聞いた



「失礼しました
僕はシエル・ファントムハイヴ伯爵
ファントムハイヴ伯爵家の当主です」



「私は坊ちゃんにお使えしているセバスチャン・ミカエリスです」



男の子の方はシエル・ファントムハイヴ伯爵

男性の方はセバスチャン・ミカエリス

というらしい

二人共丁寧にお辞儀までしてくれた



『ファントムハイヴ伯爵とミカエリスさんですね
見ず知らずの私の為にここまでしていただきありがとうございます
私はここメファリル公爵家の当主
カリーナ・メファリルと申します
なにかお礼をしなくてはいけませんね』



「でしたらしばらくの間こちらに泊めていただけませんか?」



『それくらい構いませんよ
でしたら、隣の部屋をお使い下さい
鍵はそこの引き出しに入っていますから』



妾は棚を指さしながら言った

ミカエリスさんが引き出しを開ける

引き出しの中を覗いた2人は驚いていた



『(*´pq`)クスッ
鍵が多いでしょう?』



「はい...」



「この鍵は全てこの屋敷のものなんですか?」



『はい
その30個の全てが屋敷のどこかの鍵ですよ』



引き出しの中には30個の鍵がしまってあったのだ

そして全てがこの屋敷の鍵

大体の鍵は把握している

偶に分からなくなるけどね←



「「30個!?」」



妾が言うと二人共声を揃えて驚いていた

妾は二人の様子に頬を緩めた

メファリル公爵家 5→←メファリル公爵家 3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
40人がお気に入り
設定タグ:黒執事 , お嬢様
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています!応援してます!! (2023年2月17日 17時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使魔夜降臨(プロフ) - ヤバイ!!!夢主の口調めちゃ好きは口調じゃ (2017年5月24日 15時) (レス) id: d184e113ad (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:千里 | 作成日時:2017年1月7日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。