第5話 ハートビート ページ6
CiRCLE、スタジオ
紗夜「始めましょう。Aさん、首尾はどう?」
A「譜面は大丈夫です。中身はこれから詰めます」
私たちが着いた時には、氷川さんが既に来ていた
氷川さんは
友希那「覚えるのも早いのね、さすがだわ」
A「ていうか授業中もずっとスコア見てました、はは」
あこ「はい、キーボード準備オッケー!弾いてみて」
♫〜
適当に和音を鳴らすと、ピアノとは違う軽いタッチが返ってくる
昨日は不安ばかりだったけど、今日からは違う、はず
リサ「じゃ、とりあえず通してみますか」
紗夜「今は一秒も惜しいです。始めましょう」
友希那さんもマイクの前に立った
あこさんがスティックをチッチッと鳴らしてーーー
♫〜♫〜
A「(いける!)」
イントロの時点で既に確信する
この調和、このハーモニー、
指が勝手に踊り出すみたいだ
そしてAメロ、友希那さんのボーカルが乗ればーーー
♫〜♫〜
ああ、何も不安なんてない
私はこの音楽をきっと生まれる前から知ってる
もっともっと・・・、
歌ってよ、友希那さん!
私のキーボードで!!
☆
A「あの・・・どうでしょう?」
演奏が終わって、みんなが沈黙してしまったのでおずおずと聞いてみる
最初に振り向いたのは今井さんだった
リサ「すっっっっごい良かった!やっぱりすごいよA!」
あこ「うんうん、なんか上手く叩けた気がする!」
よ、良かった〜
私だけがノリノリだったらどうしようって思ったけど、大丈夫みたい
紗夜「そうですね、一定の評価はします。けど、そこで止まってはダメです」
友希那「ええ、私たちはもっと上を目指せる」
友希那さんは私の正面へ歩み寄り、
今度はキーボード越しに、私の手を取った
友希那「Aの演奏は素晴らしいわ。だからこそ、はっきり言わせて。今のままでは、不十分」
A「はい、わかってます」
そう、息が合うだけではRoseliaに溶け込むことはできない
あの白金燐子に並び立つ技術、実力がついてこなければ
A「少しだけパート練させてください。それからなら、合わせてみせます」
友希那「わかったわ」
スコアを見ながら、ミスったところに印を付けていく
♫〜
ピアノを始めたきっかけはもう忘れたけど
続けてきたのは楽しかったから
でも、友希那さんのために弾いている今は、
一人の時より何億倍も楽しい!
誰かと一緒に演奏するって、こんなに楽しかったんだ
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きらるり(プロフ) - 結叶さん» お久しぶりです!!結叶さんもやってたんですね。バンドリは仲間が多くて嬉しいです笑 ハロハピといえば今はこころちゃんのお話を書いているのですが、どこまで知っててどこまで無知なのかのさじ加減が難しくて難航してます…… あと美咲と花音先輩の関係が好きですね (2019年5月26日 1時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
結叶 - バンドリ知ってたんですね。というかお久しぶりです。ガルバでは彩ちゃん推しのハロハピ箱推し的な感じです (2019年5月26日 1時) (レス) id: 3aaf7b0b3a (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - 瞳さん» コメントありがとうございます!ちょうど友希那さんイベ始まりましたね、一緒に頑張りましょう! (2018年11月10日 20時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
瞳 - 私も友希那さん大好きです! がんばってください! (2018年11月10日 20時) (レス) id: d47849a709 (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ♪美桜♪さん» コメントありがとうございます!私も友希那さん夢小説増えて欲しいです!頑張ります! (2018年9月29日 13時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きらるり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時:2018年6月23日 22時