五振り ページ6
『血がついてるって事は、怪我してるって事……だよね…？』
早く元通りにしようと、手入れ部屋に行って髭切を選択すると、体力は満タンだった。
『うーん……体力は満タンなのに、血がつくって…バグか何かかなぁ…？』
けれど、理由はなんであれ、不気味なのは変わらない。
ただひたすらに怖くなって、私は美歌に電話をした。
prrrrrrr.....prrrrrrr.....
「A？どうしたの？」
『えと、何かごめんね？ちょっと変な事があって……怖くなっちゃって…』
「何かあったの？私で良ければ、話してくれる？」
私は震えながら、美歌に今あった事を話した。
『髭切に、ところどころ血がついてて…。
出陣とかは何もしてないのに…』
「怖いね……お寺とか行けば？もしくは精神科。」
『私結構真面目な話してるんだけど！？』
「そういえば今日の晩御飯は何にするの〜？」
『あぁ、今日はチーズインハンバーグにするつもり……って違う！』
「あははは！」
『ぷっ……あははっ！』
気がついたら、私はすっかり落ち着いていた。
流石は美歌だなぁ……。
『美歌は相変わらずだね…。
お陰でだいぶ落ち着いたよw』
「よく分からないけど、どういたしまして〜！」
『あ、今日一緒にご飯食べる？』
「本当！？行く行く行く行く行く〜！」
『ふふっ、はいはい。じゃあ美歌の分も用意しておくね。』
「やったぁ！じゃあ今夜お邪魔するね〜！」
『はいは〜い。じゃあね〜。』
今日は久しぶりに美歌と食べれる！
電話を切り、そう思いながら少し軽い足取りでキッチンへと向かった。
『ふふ。楽しみだな〜。』
ゾクッ……
『っ！？』
私が微笑んだ時、背筋が凍るような感覚に襲われた。
後ろを振り向いても、とうらぶを開いてあるパソコンがあるだけで、他には何もないし誰もいない。
けれど、画面にいる髭切が、此方を見ている気がする……。
『……気のせいだよね？』
あの感覚も、髭切と目が合ったのも、全部気のせい。気にしすぎだ。
そう心に言い聞かせて、私はハンバーグの下拵えをしようと準備をした。
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天蠱 - 始めまして、髭切のを見て凄く面白かったです！リクエストで小烏丸を書いて欲しいです！！ (2018年11月25日 22時) (
レス) id: 1fa4972d94 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 吹雪さん» 初めまして！嬉しいコメをどうもありがとうございます！加州バージョン、承りました！近々作らせていただきます！リクありがとうございました！ (2018年1月24日 23時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪(プロフ) - はじめまして、とてもドキドキしながら楽しく読ませて頂きました!加州君バージョンもいつか見てみたいです(><) (2018年1月23日 14時) (レス) id: a574532abf (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 道化師ロキさん» 返信遅れてすみません！この駄作にハマってくれるなんて、嬉しいです！ありがとうございます！！！更新ペース本当に遅いですが、今後も宜しくお願いします！ (2018年1月14日 9時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - コココココさん» 返信遅くなってすみません！文才があると言ってもらえるとは…！ありがとうございます！！！更新してなくてごめんなさい(泣) (2018年1月14日 9時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅桜 | 作成日時：2017年12月25日 3時
