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涼介side
モニターは、真っ黒なRPの姿から、タイマーへと移り変わった。
……試しに耳を壁に当ててみたけど………さっきのフロアとは違って、1つの足音が響いているだけ。
そんなに大掛かりなセットが必要なかったから、RPが1人で準備したのかも…………
幸「モタモタしてる暇はねぇぞ！」
み「ヒッ………ヒント……」
明「そうね、ヒントを探しましょう！」
部屋内に隠されているはずのヒント。
まずはそれを探すところから始めないと。
そう思って意気込んだ………その直後。
か「これみつけたぁ！」
光「はやっ」
早くも、無邪気な最年少が走ってきた。
いつの間に……
涼「……なにこれ…？」
かっちゃんが持ってきたのは、白いボックス。
真ん中に4つ番号を入れられるようになっている。
幸平さんが開けようとしてもなかなか開かないから……多分、番号を入力しないと開かないんだろう。
婆「……これは…？」
明「…高さがバラバラの、色とりどりの香水……」
その声に顔を向ければ、確かに…入口付近に、5つの香水が並んでいるのが見えた。
Rと書かれたピンクの瓶、Mと書かれた白の瓶、Tと書かれた、同じく白の瓶、Rと書かれた紫の瓶、そしてCと書かれたピンクの瓶。
み「あっ、あの……これが、あそこに………」
さらにみゆきちゃんが持ってきたのは、黒い箱。
これも、かっちゃんが持ってきたもの同様に、4桁の数字が入力できるようになっていた。
幸「……おい、階段の上になんかあるぞ」
光「あれは……なんです、かね。花瓶？」
ゆ「あっ、あの人形……！白の檻に囲まれてるけど、なんか紙もってる！あれもヒントなんじゃないですか？」
涼「こっちに紙が挟まったヘルメット……これも黒い檻で囲まれてる」
幸「ジャイアンツ、だな」
光「でけぇ花束もあったんだけど………」
こうして、俺らの前に集まったものは……
白と黒のBOX、香水5本、そして大きな花束、檻で囲まれたお姫様の人形と、同じように檻で囲まれたヘルメット。
幸平さんがみつけた花瓶は、壁に取り付けられた棚に乗っていたけど………その棚は階段のように、上から下に並んでいてかなり不自然だった。
婆「あと2分半じゃ……」
幸「っクソ〜…！！俺こういうの嫌いなんだよ！！」
焦ってるからか、皆は冷静さを失ってて。
……俺が、やらなくちゃ。
俺はこれでも、探偵だ。
この耳だけをあてにするわけにはいかない…！
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しょりれん - 完成度が半端なくてびっくりしました！ (2021年11月25日 20時) (
レス) @page50 id: 103108e9a9 (このIDを非表示/違反報告)
海音 - この話とても面白くて度々読み返しに来てます！りずむさんの作品全て好きです！新作の更新も頑張ってください！楽しみにしてます^^* (2020年11月17日 23時) (レス) id: f3a5bd6aac (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみん - すごいですね！これからも他の作品で頑張ってください！！！ (2020年8月20日 7時) (レス) id: 4766001341 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - いろはすさん» コメントありがとうございます！そのとおりです〜！お名前だけお借りしました笑 (2020年5月20日 21時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
いろはす(プロフ) - 女の子の名前は古畑中学生ですね！！どこかで聞いたことあるなと思ってました笑 (2020年5月20日 18時) (レス) id: c890c969a8 (このIDを非表示/違反報告)
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