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涼介side
棚の花瓶は、きっとこの花束のどれかを入れるんだろうけど……
どの高さの花瓶にどの花を入れるかが分からない………
ゆ「……っう、私この匂い苦手……」
か「かっちゃんね!これ好き!」
明「これ?んー……………あ、これは薔薇ね」
……薔薇………?
明日香さんが匂いを嗅いでいたのは、Rと書かれたピンクの香水。
香水は、高さがバラバラで………
涼「……分かった…!」
光「っほんとか!?」
涼「多分…光くん、その花束に薔薇の花ありますか?」
光「薔薇……おう、ある!」
ビンゴだな…!
涼「花瓶が置いてある高さ違いの棚は、香水の瓶の高さを表しているんです…!だからそのRの香水は1番背が高いから、薔薇の花は……」
幸「っ、いちばん高いところにある棚の花瓶に入れればいいんだな!」
きっと、5つ全ての花瓶に花を入れられれば、何かが起こるはず!
涼「明日香さん、香水の匂い、全て当てられますか?花であることは間違いないと思うんですけど…」
明「当たり前よ!……これでも化粧会社を経営してるんだから!」
.
明「最後にこの白いのは……チュベローズね」
光「……ちゅべろーず…?」
明「これよ」
チュベローズという白い花を、明日香さんが小走りで、1番低い棚の花瓶に入れた。
………その途端。
か「なんかでてきた!」
婆「…鍵……かの…?」
茶色の棚が自動で開いた。
ビクンと身体をびくつかせながらも、皆がその中身に釘付けになる。
お婆さんが言ったように、そこには2つの鍵があった。
黒と白の鍵………それって…!
み「これ……………?」
みゆきちゃんが視線を移したもの。
……そう。檻だ。
檻と同じ色の鍵を開ければ、きっと檻が開くのだろう。
ゆ「あっ……あと1分…!」
涼「1分!?」
嘘でしょ……!
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しょりれん - 完成度が半端なくてびっくりしました! (2021年11月25日 20時) (レス) @page50 id: 103108e9a9 (このIDを非表示/違反報告)
海音 - この話とても面白くて度々読み返しに来てます!りずむさんの作品全て好きです!新作の更新も頑張ってください!楽しみにしてます^^* (2020年11月17日 23時) (レス) id: f3a5bd6aac (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみん - すごいですね!これからも他の作品で頑張ってください!!! (2020年8月20日 7時) (レス) id: 4766001341 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - いろはすさん» コメントありがとうございます!そのとおりです〜!お名前だけお借りしました笑 (2020年5月20日 21時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
いろはす(プロフ) - 女の子の名前は古畑中学生ですね!!どこかで聞いたことあるなと思ってました笑 (2020年5月20日 18時) (レス) id: c890c969a8 (このIDを非表示/違反報告)
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