涼介、涼也、涼雅

〜１５〜 ページ19

Aside


貴「失礼しまーす…」

とりあえず声をかけてみる。

部屋の電気は消えていて、誰もいなかった。

貴「ねぇ、誰もいないのー？」

そう声をかけたとき。

パチッ

貴「っ！？」

JUMP「「生徒会室へようこそ〜！」」

いきなり電気がついたと思ったら、隠れていたらしい皆がいろんなところから現れた。

いきなりでビックリして、声もあげられない。

宏「今日はAの歓迎会だぞ！」

大「ビックリしただろー！」

その声にも頷くことしか出来ない。

裕「さっ、主役はこちらへ！」

奥に進むと、会議室みたいに机と椅子が並んだ空間に、壁には棚がずらりと並んだ部屋があった。

ホワイトボードには「A歓迎会」と、お世辞にも綺麗とはいえない大きな文字でかかれ、机にはお菓子とジュースが並んでいた。

貴「わっ…すごい！」

涼「だろ？準備大変だったんだぞー！」

いつのまにか隣にいた涼介がそう言って私に笑顔を向ける。

そういえば…

涼『俺らは先にやることあるから悪いけどいくな』

それってこれのことだったんだ…

貴「み、皆…ありがと！」

嬉しくなって私がそういうと、皆は笑ってくれた。

生徒会嫌だな、という数分前まで持っていた気持ちはなくなっていた。

光「ほらっ、乾杯でもしよーぜ！」

貴「うん！」

やっばい。超嬉しい！

もう、今日は騒いじゃお！！

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