三十九話 ページ41
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「黒子っち」
みなさん。
こんにちは。
黒子テツヤです。
さていきなりですが、みなさんに質問です。
一日の授業が終わって、荷物を片づけてさっさと部活動にいってしまおうと考えていたら
語尾に音符がつきそうなほど機嫌のよさそうな笑顔なモデルが目の前に現れました。
さて、みなさんどうしますか?
僕だったら…。
「なんですか?黄瀬くん?」
「なんッスか?そのすごく面倒そうな顔は?
俺、そんなに面倒なやつッスか?」
「よくわかりましたね」
「黒子っち、最近ひどくないッスか?」
「最初から、こんなもんです」
こういいます。
シャララモデルこと黄瀬涼太。
この人物がシャララという効果音が付きそうなほどの笑顔で
さらには、廊下に待ち伏せをされていて
さらには、人気のない場所まで連れ込まれて
これまでよかった試しがほとんどありません。
というわけで、僕が取る行動は…。
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「ということで、僕は失礼します」
そういって視線誘導をして
その場を早々に立ち去ることで…。
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「ちょ、待った!
ミスディ―待った!!」
「ミスディレクションです」
う…。思わず突っ込んでしまって視線誘導失敗です。
もう逃げ道はないようですね。
仕方ないです。
とりあえず、用件だけ聞きますか。
そしてきっとこの答えはノーなわけで…。
「なんですか?答えは嫌です」
「用件聞く前からなんで拒否するんッスか!?
きっとこれ聞いたら黒子っち、俺に感謝するッスよ!」
ダメだ、ますます聞きたくなくなってしまいます。
「…聞くのめんどくさそうなの顔に出てるッスよ?」
「…わざとです」
「ひどっ!」
大げさにいっている黄瀬君に早く本題に入るように促せば
「今日の放課後、Aっちとデートできるようにしてきたッス」
そんなことを言われるわけで…。
「は?」
「あ、いや、黒子っちがAっちのことが
好きとか気づかれないようにちゃんと気を付けたッスよ」
聞くとことによれば、職員室に補習の提出物を出しにいった黄瀬君は
コーチに声をかけられ、明日の合宿の準備なるものが必要だから買うように頼まれたそうで…。
でも黄瀬君は、補習があるということで、さりげなく、それなら適任者がいるとAの名を挙げて、その幼馴染である僕の名を挙げたそうで…。
「…二人で、ですか?」
「もちろんッス!」
初めて彼をバスケ以外で、できる人だと思ったかもしれません。
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うちわ(プロフ) - 桜さん» さてさて、いつでしょう?続編できたので、そちらもどうぞ!更新がんばりますね!! (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - 桜さん» さてさて、いつでしょう?続編できたので、そちらもどうぞ!更新がんばりますね!! (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - りゃいむさん» 返信めっちゃ遅れてすみません><お久しぶりです!!はい、頑張りましょう!!ありがとうございます!がんばります!! (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - サラ男。さん» 黄瀬君の扱いが酷いのは愛ゆえだよね←最近、うちわ、黄瀬くん好き! (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - 恋雪ゐねこさん» 返信遅れてごめん><それそれ!!っていうか三期始まったよね!!エンディングマジやばい// (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うちわ | 作成日時:2014年2月24日 18時