二十六話 ページ28
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「え？見学してていいの？」
キラキラと目を光らせて
両手をぎゅっと握りしめて
嬉しそうに赤司君に言うのはA。
それに対して赤司君は
“差し入れのお礼だ”
と頷きました。
事の発端はお昼休みが終わりAが片づけをしていたときに
“友枝、もう帰るのか？”
とその様子を見ていた赤司君が声をかけたということから始まります。
それで
“え？だって、差し入れ持ってきただけだから”
“このあと用事がないのなら、見学しててもいいぞ”
そんな会話がなされて今に至るわけで…。
「え？Aっち、見学するんッスか？」
「珍しいな、赤司
お前が、見学を許可するなんて」
黄瀬君は嬉しそうに緑間君は物珍しそうに赤司君を見ていました。
「差し入れだけもってきて帰らすのも悪いだろう？」
緑間君に対して当たり前のように赤司君は言って
“そういうことだから、桃井と一緒にベンチで見ていていいよ”
とAに言いました。
“ありがとう！赤司君！んじゃ、ちょっとだけ覗かせてもらおうかな？”
対するAは嬉しそうに笑いました。
“じゃあ、今から、練習再開だ”
そういって、赤司君はコートの中へ…。
「え〜？Aちん、見学すんの〜？
なら、黄瀬ちん、ひねりつぶそ〜」
「ちょ？なんで、俺？
やっぱり、みんな俺に対する扱いひどくないッスか？」
「うるさいのだよ、黄瀬」
「もう知らないッス」
紫原君、緑間君にそんなことを言われ拗ねながら黄瀬君は
コートへと入っていきました。
「んじゃ、俺たちも行くか、テツ」
「そうですね」
どこか楽しそうにコートへと足を踏み入れる青峰君。
彼に同意して僕もコートへと足を出しかけて
ふと思うことがあり、立ち止まってくるりと一回転。
「どうしたの？
テツヤ？忘れ物？」
そこには首を傾げるAがいるわけで…。
「忘れ物っていうか
ちょっとした僕のわがままを」
そして、そういって、にっこり笑って一言。
幼馴染だから、これくらいは許されますよね？
「僕から目を離さないでくださいね？」
「え？」
キミの瞳に映るのは僕だけであってほしいんです。
「今日は、いつも以上に頑張りますから！
僕のプレーをAに見てもらいたいんですよ」
そんなこと不可能だとわかっているけれど
そう願ってしまうんです。
「うん、わかった」
そういって微笑むAをみて
「じゃあ、頑張ってきます」
僕の足取りは自然軽くなりました。
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うちわ(プロフ) - 桜さん» さてさて、いつでしょう？続編できたので、そちらもどうぞ！更新がんばりますね！！ (2015年2月16日 17時) (
レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - 桜さん» さてさて、いつでしょう？続編できたので、そちらもどうぞ！更新がんばりますね！！ (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - りゃいむさん» 返信めっちゃ遅れてすみません＞＜お久しぶりです！！はい、頑張りましょう！！ありがとうございます！がんばります！！ (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - サラ男。さん» 黄瀬君の扱いが酷いのは愛ゆえだよね←最近、うちわ、黄瀬くん好き！ (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - 恋雪ゐねこさん» 返信遅れてごめん＞＜それそれ！！っていうか三期始まったよね！！エンディングマジやばい// (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うちわ
| 作成日時：2014年2月24日 18時
