一話 ページ3
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「ふぅ…」
小さく息を吐き
空を見上げれば
青々とした
晴天が広がっていました。
もう一度
息を吸い込み
ゆっくりと
息を吐いたところで
「黒子っち〜！」
と朝から
やたらとテンションが
高い声が聞こえて
僕は思わず眉を潜めて
彼に一言。
「朝からうるさいですね
黄瀬くん」
「ひどっ！」
後ろを振り向けば
そこにいたのは
泣き真似をしている
黄瀬涼太。
その泣き姿が
なんだか
犬に見えてしまったのは
秘密です。
・
・
「なんか
今
馬鹿にしなかったッスか？」
「…気のせいです」
若干図星の僕は
そういってスルーし再び歩き出しました。
すると後ろからパタパタと
足音がして右隣に誰かが並ぶ気配がして
そちらを見るとやはり黄瀬くんで…。
「せっかく
ここで会ったんだし
一緒に学校行こう？」
「……」
「え？無言？無視？
俺、マジで泣くッスよ！」
そういって
再び泣き真似をする
黄瀬君をちらりと見て
「お好きにどうぞ」
と一言。
「なら、行くッス！」
見なくてもわかります。
きっと黄瀬くんは
今パァと顔を輝かせていることでしょう。
そして再び右隣に並ぶ気配がして
「さっきの溜息
Aっちのことッスか？」
と遠慮も何もなく
ずげずけど聞いてきました。
「……」
「お〜い？
黒子っち〜？」
ひらひらと
僕の目の前で
手を振る黄瀬くんを見て僕は確信しました。
「…やっぱり
キミは犬ですね」
なんで
こんなに嗅ぎ付けるんでしょうか？
黄瀬くんだけです。
黄瀬くんだけ…。
この人に
何故か僕がAのこと好きなのに
一発で看破されました。
普段からポーカーフェイスなのに
なぜわかったのか未だに不思議なんですが…。
なぜわかったのか聞いたところ
黄瀬くんが
“俺ッスからね”
と言っていたので見破られて
若干ムカッと来たのを未だ覚えています。
「え？
何がっスか？」
「何でもないです
早く行かないと
遅刻しちゃいますよ」
「え？
ちょ、置いてかないでよ
黒子っち！！」
僕たちは速足で
学校に向かいました。
・
・
「相談なら、乗るッスよ！」
「結構です！」
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・
これが僕の最近の日常風景。
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うちわ(プロフ) - 桜さん» さてさて、いつでしょう？続編できたので、そちらもどうぞ！更新がんばりますね！！ (2015年2月16日 17時) (
レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - 桜さん» さてさて、いつでしょう？続編できたので、そちらもどうぞ！更新がんばりますね！！ (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - りゃいむさん» 返信めっちゃ遅れてすみません＞＜お久しぶりです！！はい、頑張りましょう！！ありがとうございます！がんばります！！ (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - サラ男。さん» 黄瀬君の扱いが酷いのは愛ゆえだよね←最近、うちわ、黄瀬くん好き！ (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - 恋雪ゐねこさん» 返信遅れてごめん＞＜それそれ！！っていうか三期始まったよね！！エンディングマジやばい// (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うちわ
| 作成日時：2014年2月24日 18時
