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十一話 ページ13











「…くそ…ねみぃ…」



“ふぁ〜”
とあくびをするのは青峰くん。
その右隣に桃井さん
桃井さんの右隣に僕
そしてAが座り
その隣に黄瀬くんが
円状に座って
僕たちは学校の屋上でお弁当を広げていました。







二限の授業が終わり
お昼休みになり
僕の教科書を返しにきたAを
お昼に誘ったんですが…。



「青峰君教科書貸したのに、ずっと寝てたんでしょ?」

「うっせぇ〜
ってか、俺が寝てたって、なんで知ってんだよ?」

「国語の先生に言われた!」

「なんでさつきに言うんだよ?」

「知らないよ!」

「ちょ、二人ともケンカは…」

「あの…」



なんか人数増えてませんか?



「どうしてここにみなさんいるんですか?」



僕はAを誘って
“じゃあ、弁当取りに教室に戻るね”
“では、屋上で落ち合いましょう”
そんな会話をして屋上で待っていると
なぜかこのような状態になったんです。



「教室にお弁当取りに戻ってる時に
廊下で黄瀬君に会って
教室に戻ったら
青峰君の席の前にさつきちゃんがいたから
一緒に食べようって誘ったの!」



どこか得意げなAを見て
僕はちょっと苦笑してしまいました。
せっかく二人でお弁当食べれると思ったんですが…。












「青峰君のガングロクロスケ!」

「なんだと!?」



喧嘩する二人を横目で見て
内心ちょっとがっかりしていると



「テツヤの卵焼きおいしそ〜。食べていい〜?」



とAが僕の弁当を覗き込んでいました。
けれど卵焼きは



「いいですけど、それ僕の食べかけですよ?」



ちょっとかじってしまったんですが。



「別にテツヤだったらいいよ。もらっていい?」



何のことはないようにいうAを見ながら
ちょっと複雑な思いを抱いてしまいます。
僕のことをなんとも思ってないからでしょうが…。








“テツヤだったら”とか言われると
少し自惚れてしまいます。








「これ美味しいね!
テツヤママ、相変わらず料理上手だね!」

「Aも上手じゃないですか?」

「え?Aっち、料理できるんッスか!」

「Aの料理はすごくおいしいです」

「今度差し入れとかほしいッス!」

「私のでよければ全然いいよ」

「なら、僕にも作ってください」

「了解!」



小さく敬礼して
“褒められちゃった〜”
と嬉しそうに笑う君を見て
二人で昼食じゃなくても
Aが楽しそうならいいかな…と思いました。

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設定タグ:黒子のバスケ , 黒子テツヤ , 帝光中   
作品ジャンル:恋愛
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うちわ(プロフ) - 桜さん» さてさて、いつでしょう?続編できたので、そちらもどうぞ!更新がんばりますね!! (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - 桜さん» さてさて、いつでしょう?続編できたので、そちらもどうぞ!更新がんばりますね!! (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - りゃいむさん» 返信めっちゃ遅れてすみません><お久しぶりです!!はい、頑張りましょう!!ありがとうございます!がんばります!! (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - サラ男。さん» 黄瀬君の扱いが酷いのは愛ゆえだよね←最近、うちわ、黄瀬くん好き! (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - 恋雪ゐねこさん» 返信遅れてごめん><それそれ!!っていうか三期始まったよね!!エンディングマジやばい// (2015年2月16日 17時) (レス) id: 678928963e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うちわ | 作成日時:2014年2月24日 18時

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