【黒子のバスケ】占い嫌いと占い信者2【緑間真太郎】 (ページ4)

今日:1 hit、昨日:36 hit、合計:12,284 hit

49 ページ4

1日目の夕飯タイムが終わった。
私たち(いつもの1年メンバー)が配膳形式で、みんなにカレーライスを配っていると、「今日の飯うめぇ！」という、誠凛の歓喜の叫びが聞こえてきた。どうやら役に立てたらしい。

全員に配り終わってから、みんなの邪魔になるといけないと思い、私が別室で食べようとすると、高尾くんと梨花に引き留められ、結局いつものお昼休みのような感じとなった。

左隣に座る彼は、相変わらずおは朝占いのラッキーアイテムと共存していた(今日はひよこのおもちゃだった)。
夏休みに入ったら、ようやく気の合わない人と関わらなくていいと、楽しみにしていたのに、全然そんなことないんだけど。

……でも最近は、ほんの少し、本当に少しだけ、緑間くんが優しくなったような気がする。さっきも文句を言いながらも手伝ってくれたし。
まあ、こうやって彼をポジティブに見れたと思えば、占いのこととかで衝突するから、結局、私の中での彼の好感度は一向に上がらない。やっぱり一生仲良くなれないかも。

夕飯タイムでも結局衝突した。みんなから料理を褒められて満悦だったのに、彼のせいで気分が下がった。最悪だ。

「ふぅ……」

夕飯が終わってから、40分ほど片付けをして、ようやくお風呂に入る。熱くて気持ちがいい。

(えっと、明日は……)

そして、脳内で明日やることを思い浮かべる。

和食の朝食を作って、午前中は食材の買い出し。昼ごはんはサンドイッチにして、夕飯はハンバーグにする予定だ。

写真も撮らなきゃいけないし、部屋も掃除しなきゃいけない(理科は絶対やってくれない)。

(思ったより、大変かも……)

いつか絶対どこかで寝落ちしちゃう。気をつけないと……。なんて考えていると、それこそのぼせて倒れてしまいそうだったため、早めにお風呂を上がることにした。