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マジでありえないんだけど。最悪。

起きたら部屋に、梨花と高尾くん、緑間くんがいた。しかもめっちゃ寝起きの姿見られた。高尾くんのイジリが止まらない。
梨花もいい加減にしてほしい。思春期、年頃の女だぞ。こんな姿、男子に見られたくないに決まってるだろ。なんで勝手に部屋に入れたんだ。てか私の部屋だし。

3人を無視して、心の中でぐちぐち言っていると、足音がして、彼らの気配が遠のいたのを感じた。ようやく部屋を出て行ったみたい。

「はぁ……」

私は安堵して、被っていた布団を退けて起き上がる。すると、

「橋本……その……」

「ん?」

誰もいないはずなのに声がする。不思議に思って横を見ると、顔を赤くした緑間くんがいた。

「え……っ」

私は再び急いで布団の中へ潜った。

「なんでまだいるの」

自分でも驚くほど低い声が出る。

「2人はお茶を取りに行った……俺はここで待てと言われたのだよ」

(なんでだ……てか、なぜ言うこと聞いて残る)

さっき、2度目に起き上がった時、パジャマのボタンが空いており、自分の胸元が露わになっていることに気づいた。暑かったのか、どうやら寝ている間に無意識に外していたらしい。どおりで緑間くんが赤面するわけだ。

(色々、最悪すぎる……)

「はぁ……」

私は布団の中でため息をついた。

「す、すまない……悪気はなかったのだよ」

私の胸元を見たことを気にしているのか、緑間くんが謝ってきた。

「……いいよ。私も気づかなくてごめん」

胸くらい、見られても別に減るもんじゃないし。いや、恥ずかしいは恥ずかしいけど、彼の記憶は消せないし。

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作者名:ぷよぷよぷよん♪ | 作成日時:2022年5月10日 16時

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