episode 17 ページ18
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この道はどこまで続いているんだろう。
そしてどこに辿り着くんだろう。
先輩達と別れてから早30分。探検に来たはずなのにめぼしい物など何一つ無く、むしろ先に進んでいくにつれて道も狭くなり険しくなっている。
「何もねぇな」と、一番後ろを歩いている金田一君がそう呟いた。私達は肝試しに来たのかよと言いたくなるほど静かになってしまっていた空間に、金田一のその小さな声はやけに響いて聞こえた。普段の日常生活の中であれば聞き逃してしまうような声のボリュームも、今の私達にとっては呼び掛けにも等しい。
そして、元々探検に乗り気ではなかった月島君と国見君の我慢もついに爆発してしまう。
「あのさぁ……ここまで来といて何もないとかありえないンだけど……」
「それな？ これなら宿で寝てたかったわ」
「おい月島、国見。あんまそういうこと言うなよな！」
苛立ちを隠せない声音の二人に対して日向君が、そんな二人に噛み付くように言った。だけどもう民宿に帰りたいという気持ちは皆一緒だったと思う。山口君が「そ、そろそろ戻る？」と空気を読んでそう切り出すと、月島君と国見君が同時に「戻る」と言い、真っ先にUターンをして今来た道を戻っていく。
その二人の態度に、五色君とリエーフ君までもが「何だよアイツら」「お前ら感じ悪いぞー！」と苛立ち始めた。
──この雰囲気は良くない。そう思い、咄嗟に「一回私達も戻らない？ 先輩達も何かしてるかもだし…！」と提案した。
金田一君と山口君はすかさず「いいと思う！」と賛成(フォロー)してくれたし、犬岡君は「皆が戻るなら俺も戻るー！」と明るく答え、影山君は「そろそろバレーがしてぇ」と通常運転の回答をくれた。そんな私達を見て毒気を抜かれたのか、五色君とリエーフ君は顔を見合わせて「じゃあ……戻るか」と、しぶしぶ頷く。
方向転換をして来た道を戻るので、今度の先頭は五色君と金田一君。
ジャリ、と一歩を踏み出したそのとき、
私はナニカの違和感を覚えた。
「あれ……？」
ぽろり、と口から出た声。
疑問形の言葉に前を歩いていた皆が足を止めて「どうした？」と私の方を振り返る。
私は、皆の問いかけに答える前にゆっくりと後ろを振り返った。
「──……日向君は？」
さっきまで先頭を歩いていたはずの日向君。月島君と国見君に彼が反発してからというもの、なぜか一言も話さないなと思っていた。
後ろを振り返ったらそこに居るはずの日向君の姿が……無かった。
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スピカ - 私もハイキューサーチに行っても見れませんでした…どうすれば見れますかね？ (4月19日 13時) (
レス) id: 75e3caad72 (このIDを非表示/違反報告)
白楊(プロフ) - ハイキューサーチに行っても見れませんどうすればいいですか？ (3月10日 22時) (レス) id: 9084a50d79 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - フェルマーさん» ありがとうございます！ (2021年6月26日 10時) (レス) id: e4b21374ad (このIDを非表示/違反報告)
フェルマー - えむさん» 作者様じゃないですが、HQ★searchと検索して1番上に出てくるランク集を選択します。そこでまたHQ★searchを選択しallを押します。すると240件くらい出てきます。そこで「嘘吐き女の、」というタイトルをクリックすると読めますよ！分かりにくくて申し訳ありません、 (2021年6月25日 19時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - コメント失礼します！調べても出てこないのですがなんと調べたら出てきますでしょうか？？ (2021年6月24日 20時) (レス) id: e4b21374ad (このIDを非表示/違反報告)
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