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黄瀬「にしても、驚いたっス。まさか君が今日来る新人さんだったとは…」
黒子「ですね…。僕もさすがに、驚きました…。」
青峰「けど、見た感じお前らが言ってたような凄い奴には見えねーけど?」
黄瀬「青峰っちは見てなかったからそんな事言えるんスよ!ホント凄かったんだから…!」
A「き、黄瀬さん、大袈裟ですよ…;」
警視庁特別捜査一課。
個性的な超エリート刑事を集めた集団で、
キセキ一課とも言われる彼らは、今まで様々な難事件を解決してきた。
そんなキセキ一課に、新たな仲間が増えた。
白崎A、
小柄で可愛い見た目のわりに、中学・高校と柔道部に所属していた経験があり、
男1人を投げ飛ばせるほどの腕前だとか。
そして今朝、彼女は早速それを見せつけた。
黄瀬「謙遜なんてしなくていいっスよ!男1人投げ飛ばすとか…普通の人じゃ無理っスもん!」
黒子「そうですね。半端な力じゃ無理です。…男を気絶させるなんて。」
緑間「何!?」
青峰「うぉ!?ビビった…!」
紫原「ミドチーン…急に大声出さないでよ〜…」
彼女は今朝、
ナイフを持ったひったくり犯を投げ飛ばして、
いとも簡単に捕まえて見せたのだ。
緑間「男を投げ飛ばして怪我させた上に気絶までさせたのか!!」
青峰「そんくらい俺でも出来るっての。」
紫原「ナニ意地張ってんの…」
青峰「ンなんじゃねーっつの!」
紫原「そんな事よりお腹空いた〜。誰かお菓子持ってない〜?」
黄瀬「さっきお昼食べたばっかじゃないスか…」
紫原「お昼とお菓子は別腹なの〜」
緑間「一体どんな胃をしてるのだよ…」
黒子「ブラックホールですね…」
A「あ、あのー……」
『緊急指令!先程○×ホテルにて爆発事件発生!繰り返します。先程○×ホテルにて―――――』
庁内に放送が響き渡る。
先程まで気の抜けた会話をしていた一課のメンバーは、
真剣な顔つきで、外を睨みつけるように見た。
A「ば、爆発事件…!?」
黒子「○×ホテル…って、もう何年も前潰れたんじゃ…」
緑間「あぁ。今は廃墟になってるのだよ。」
黄瀬「あ、見えたっス!火事になってる!!」
紫原「うわ、いい●も中止して生中継やってる…今日スイーツ特集やるって言ってたのに〜…」
青峰「ガッカリしてる場合かよ!!」
皆がそれぞれバラバラの反応を見せる。
そんな中、勢いよく一課の扉が開かれた。
赤司「全員、いるな…?」
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作者名:doughnut. | 作成日時:2013年11月5日 15時