訪問者 ページ9
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side Y.T.
夜も遅くなってからの訪問者。
Aの幼馴染の隼也さんと誠さんだった。
俺らもふたりに挨拶をすると隼也さんはキッチンカウンターに並ぶお酒の瓶達を見つけ、そのまま誠さんの方を向いた。
誠さんは少し微笑み頷く。
誠｢ねーねー、A。｣
｢ん？｣
誠｢俺らも終電なくてさ、泊まっていいー？｣
｢…へ、今日メンバーも泊まる…。｣
Aは俺らを見てどうしよう、と言わんばかりに表情を曇らせる。
『あ、俺らのことは気にしなくて…むしろ、Aがいいなら。』
｢なら、いいけど…布団ない。｣
誠｢なら買いに行こ。車持ってきてんでしょ？｣
｢あるけど…私飲んでる。｣
誠｢俺運転するから。はい、行くよ〜。｣
｢わ、ちょ、まぁ、、いっか。｣
Aは財布とキーケースを手に取って、俺たちに隼也いいやつだから仲良くね！と言い残して家を出ていった。
がちゃん、という音が聞こえると隼也さんはラグの上に腰を下ろした。
隼｢すみません、急にあいつ追い出して。｣
『いや、あの、、』
隼｢あれ見てただ事じゃないな、と。｣
隼也さんの目線の先にはさっき買った大量のお酒。
隼｢あいつ、なんかあったかなって。｣
瑞｢…なんか知ってるんですか？｣
隼｢はははっ、そんな敵を見るような目は怖いよ。｣
涼｢すみません、瑞稀警戒心強いんです。｣
隼｢その気持ちは分かる。けどね、俺からひとつ言えるのはあいつを救えるのはいつでも君たち5人だよってこと。｣
『……それってどういうことですか？』
隼｢俺や誠、あ、さっきのやつね？あとひとり女の子で仲良い子がいるんだけどやっぱりアイドルじゃないAしか支えられない。アイドルである藍染Aを支えられるのは同じメンバーである5人なんだ。｣
その言葉に俺ら5人が息を飲む。
俺らが真剣に聞いていることに気付いてくれた隼也さんは話を続けた。
隼｢実はさ、今日来たのも昼間あいつがなんか変だなって気付いて俺も誠もバイト終わりに向かってきた。｣
涼｢昼間、ですか？｣
隼｢本当に些細なことなんだよ。あいつ基本的には電話は1回切れるまで出ないし、あいつからは電話はかかってこない。なのに今日は電話が来た。｣
隼也さんによれば内容はめちゃくちゃどうでもよかったらしい。ただ、そのAから連絡が来たということだけでいつもと違うな、と気付いたみたいだ。
隼｢ただ、俺らの出番は無かったかもな。｣
隼也さんはそういうと微笑んだ。
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くれいじー。(プロフ) - ｶﾘﾝさん» コメントありがとうございます。そしていつもご覧頂いているようで本当にありがとうございます。少し書き直しをしていたため、パスワードを公開しておりませんでした。作品紹介ページの最後にパスワードのヒントを記載しております。そちらからよろしくお願い致します。 (2021年3月3日 23時) (
レス) id: 417b7086e1 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾘﾝ - あの、ずっとこちらの作品を愛読させている者なのまた、パスワードをかけないことは難しいのでしょうか？本当に大好きな作品なので続編を早く見たいです。お手数をおかけいたしますがご対応よろしくお願いいたします。長文失礼しました。 (2021年3月3日 23時) (レス) id: 7ac2aae209 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾘﾝ - あの、ずっとこちらの作品を愛読させている者なのですが、パスワードは本当に作間君の呼び方と夢主の誕生日なのでしょうか？開かないため続編を読むことが出来ません。なのでパスワードを変えたのであればそちらを教えて頂きたく思っています。 (2021年3月3日 22時) (レス) id: 7ac2aae209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれいじー。 | 作成日時：2021年1月15日 2時
