歪み [東京喰種] (ページ24)

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月山「金木君、ヴェートーベンはお好きかな？…西尾君、君を呼んだ覚えは無いのだが…」

西尾「貴未を返せッ！！！」

月山「残念だがそれはできないな…この女性は今宵の晩餐のスパイスだ…金木くんに、最高の鮮度で喰べさせてあげたいんだ…」

西尾「あ？」

月山「正確に言えば……金木クゥンが喰べながら…金木クゥンを喰べたい…そうしたいッッ！！！」

西尾「クソ野郎…」

貴女「気持ち悪い……変態だ…」

月山「変態？…心外だな。仮にそう感じたのなら…

そうさせているのは君達なのだから、君達が責任をとりたまえ。君達は自分が美味しそうなことに気づいた方がいい…」

月山に殴りかかろうとしたニシキの胸倉を掴み、投げた。←

金木「西尾さん！！」

月山「君はそこでおやすみ☆」

貴女「……うざい…」

金木さんの殴りをひらりとかわしていく

月山「まだまだぎこちない…ヨチヨチ歩きの雛のようだ…いいか、これが…本物の拳」

金木「ぐぁっ！！」

貴女「金木さん！！」

月山「そしてこれが…本物の蹴りだ…！」

バキッ！！と音を立てて金木さんが後ろに倒れる。

貴女「…チッ！！」

月山「舌打ちなんてしてはいけないよ？君にはまだまだ純粋でいてもらいたいからね」

貴女「キスされた時点でもう純粋じゃない気がするんだけど…一番最初は金木さんって決めてたのに…！！」

ツキヤマに蹴りを入れるが、かわされる

月山「それと…君のスカートの中…見えて「バカじゃないの…」ぐっ…！！」

私は蹴りを繰り返していたが、中を見られたということを気にしてツキヤマの顔を殴った。←

普通見るもんじゃないよ

月山「君も強くなったね、鈴鳴さん…」

貴女「……うるさ…？！」

私に背を向けていたかと思えば、ツキヤマはバッと私の首を絞めた。

貴女「……が、ぁ…？！」

月山「さぁて、次はどんな攻撃を受けたいのか「こうゆうのはどう？…普通の不意打ち」んぐっ！」

トーカ姉がツキヤマの目に傷をつけ、目を抑えていたその隙に私を助けてくれた。

月山「おやおや、これは大変だ…久しぶりに、かすり傷……」

貴女「ゲホッ、ゲホッ…あり、がと…」

トーカ「ううん、怪我は？」

貴女「だい、じょーぶ…」

トーカ「飯も喰えねぇくらいバッキバキにしてやるよ、月山」

月山「言葉遣いがdirtyだよ、霧嶋さん。」

金木「効いてない…？！」