〜１０〜 ページ21
金木さんにタックルしてそいつの刃物から避ける。
貴女「……助けに来た」
金木「Aちゃん？！な、なんで…」
貴女「…なかなかキザさんが来ないから」
私はキザさんを睨みながら言う。
貴女「…キザさ…ううん、ツキヤマのことを疑っておいてよかった。金木さんを殺そうだなんて…絶対許さないから」
月山「…ッ…鈴鳴さん…」
金木「逃げよう！Aちゃん！！」
金木さんに手をぐいっと引かれ、走った。
……かっこいい((殴
「マッテー！！！」
「タロちゃーーん！！ほら走ってー！！！
タロちゃん？「ママーー！！」
……ママ…？！
一生懸命、あのデカイのが入ってきた扉を開けようとする。が、ビクともしなかった
振り回していた刃物が壁に食い込み、奴が動けない間に金木さんが首に蹴りをいれた。
金木「ダメだ。全然効かない…！」
金木さんは、床の血に滑って転んでしまっていた。
足をひねった…？
タロちゃん？「シュートォォオオ！！！」
貴女「…ッ？！金木さん…！！！ 」
タロちゃん？「つかま、えた…！！」
奴が金木さんの首を締める。
こんな時に、足が動かない…ッ！！
金木「あがぁぁあっ！！」
「あ、あれは…っ？！」
意識がなくなりそうになった時、観客席からそんな声が聞こえた
金木さんがあの怪物を殴り飛ばした。
でもそれが最後の力だったようで…
膝をついて座り込んでしまっていた。
そんな彼に構わず、怪物は金木さんに向かって歩いて行く。
今、金木さんは動かない…
彼を助けられるのは…
私しか、いない
彼を殺させて……
貴女「たまるか。」
私は怪物の元へ走り、背中に手をぶっ刺した。
タロちゃん？「いったーい…」
貴女「……そんな汚い手で金木さんに触らないでくれる？」
金木「！！！」
私だって、こんな奴に触りたくない。
すぐに手を引っ込めた。
怪物が倒れた後、ツキヤマがこっちに向かって歩いて来た。
月山「み、皆様…大変お騒がせ致しました…まさか彼が世に言う隻眼喰種とは知り得ませんでした。しかし僕は、せっかくの晩餐を台無しにするつもりはございません。…こうゆうのはどうでしょう？マダムAのカイビト…スクラッパーくんを味わうのは？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らる@盃 | 作成日時：2018年8月18日 18時
