〜９〜 ページ20
日曜の午後、私はあんていくには行かず、服屋に行っていた。
すると偶然、店の外の前を歩いているキザさんと金木さんが見えた。
……行かねば。←
貴女「…二人とも、ここで何してるの？」
金木「！！Aちゃん！…今ね、リゼさんの行きつけだった店に行こうとしていたんだ」
金木さんの笑顔はいつ見ても天使だね。
月山「よければ、鈴鳴さんもどうだい？」
貴女「…もちろん、行く」
私と金木さんは別室で待機させられた。
とても豪華な部屋だった。
月山「緊張しているみたいだね、大丈夫だよ…リラックスして」
貴女「……わかっ「シャワーを浴びて待っていてはくれないか？」…わかった」
服はこっちで用意してあると言って部屋から出て行った。
でもその着替えがまさかの真っ赤なドレス。
右の胸元に黒いバラがある。
…ついでに赤いバラの髪飾りが。
こんなの着てご飯食べるの…？
あ、血が垂れてもバレないように…ってこと？
私は部屋を見渡した。
隠しカメラとかないかな…
金木さん大丈夫かな…
キザさん何もされていないといいけど…
(ガチャッ
「鈴鳴様、珈琲をお持ちしました」
貴女「…私苦いの飲めない」
「砂糖とミルクを入れてあるのでご安心を」
砂糖とミルクはもちろん、人間用のではない。
よく私が苦いの飲めないって知ってたなぁ
貴女「…ありがとうございます」
……遅い。
なんでこんなに待たされなくちゃいけないんだ
豪華だけど何もない部屋でどう過ごせと？
上が少しうるさい…
部屋から出ても大丈夫だよね…
長い廊下を一人で歩く。
こんなとこ見つかったら殺されるよね←
エレベーターで適当なところに移動(上に行ったよ)したら、私はある扉にたどりついた
…ここか。うるさいのは
MM氏とかなんとか聞こえるけど…
少しだけ開けて中の様子を見てみた。
すると、前に沢山の喰種が。
お陰で見えないじゃないか…
前の人たちをかき分けて前へ前へと進む。
下に見えたのは、でっかい変な奴と金木さんが。
ふわぁぁぁ…かっこいい…
金木さんの服かっこいい…
そう思ってるとデカイのがゲップした。
きったないなぁ←
そのデカイ奴は金木さんに向かって、刃物らしきものを持って歩いて行く。
金木さんが危ない。
そいつが金木さんに向かって刃物を振り上げた時、私は下へ飛び降りた。
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作者名：らる@盃 | 作成日時：2018年8月18日 18時
