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3話 ページ5

アザミside

キド「お前、メカクシ団に入らないか。」
エリ「あ、うん。入る。」
アザ「な!ね、姉さん何言って『そんなことよりも』?」
エリ「会いたかったよ〜。((ガバッアザミ〜。」

再会していきなり抱き着かれた。
いつものことだ。馴れた。

アザ「最後に会ったのはつい最近だろう?」
エリ「え〜。何年ぶり?」
アザ「127年ぶりだ。」
エリ「あ、確かに最近だ。」
全員/エリアザ「それで、最近何て言えるの!」
エリアザ「言えるよ/が?」

エリカが一瞬辛そうな顔をした。
それは、きっと自分と人間の差を改めて感じたのだろう。
当たり前だ。私達にとっては一瞬の127年は、人間にとっては生きていられるはずの無い時長さだ。

エリ「隠す、悪い。マリーの部屋借りる。」
キド「あ、ああ。分かった。」←二回目


エリカside

エリ「ああ。眠いなあ。」
暴く「主〜。早く体貸して下さいね。」
エリ「分かってるから。えっと〜。『造る』

すると、私と同じ形の『物』が出来た。
髪の長さ、色、目の色、格好まで全て同じ。
私のコピーだ。

暴く「僕がそっちに移ります。」
エリ「あ、私は寝るからね。」


暴くside

エリ「あ、私は寝るからね。」
マリ「あ、おば、おばけぇ〜。」

嗚呼、見付かりたくない所を見られてしまったなあ。

場所は変わりリビング。主は、寝た。←何故!?

キド「で、これはどう言う事なんだ?」
暴く「えっと〜。説明がしづらいんだけど。」
キド「何で、お前が二人居るんだ。」
アザ「隠す、こいつはエリカじゃないぞ。」
カノ「もちろん、僕じゃないからね!」
暴く「アザミさん。説明オネガイシマス」
アザ「断る。」
暴く「アザミさんが説明しないのなら僕もしないです。」
カノ「((ダンッそろそろ僕怒るよ?」
暴く「じゃあ答えてあげる。僕はエリカの能力。
  今は、それだけしか言わないし、言えない。」
カノ「でもさあ、それだけだとねぇ?」
マリ「そうだよ!」

その目には、明らかな好奇心が写っている。
こんな奴等に、主の過去や、能力を見せる訳にはいかない。
誰よりも辛い思いをしてきたのに。

暴く「無理だって言ったよね?」

もう一度辛い思いはさせたくない。

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作者名:如月 霊華 | 作成日時:2016年12月12日 17時

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