36「付き合ってよ。」 ページ37
これは何の罰でしょう。
36「付き合ってよ。」
『んー・・・?』
ここはどこ?
見慣れているような、そうでないような天井。
・・・あ、そっか。ここは、
高「お、起きたか?」
『おはよう・・・高尾君。』
高尾君の家だ。
高「おはよ!お前また酔ってそのまま寝たんだぜ?www」
『え、嘘!全然覚えてない!』
高「はは!マジかよ!」
『いや、もうホントに全く・・・』
また高尾君に迷惑を掛けてしまった。
私、もうお酒飲まない方がいいのかも。
高「ま、そんなに落ち込むなって!」
『でも・・・ごめんね。』
高「良いって!俺、○○と飲むの好きだし!」
『うう・・・高尾君優しい・・・。』
「当たり前だろ?」と言ってニコッと笑う高尾君。
『私、何かお礼したい。』
高「え?良いよ別に、今さらだろ?www」
『いや、させて!わたしに出来ることなら何でもするよ!!』
高「んー・・・あ、じゃあ、」
閃いたような顔をして、私の腕をグイッと引っ張った。
高「付き合ってよ。」
『へ?』
_______。
__________。
高「ああー、この時計欲しい!!」
『高っ!でも高尾君なら買えるか。』
高「いや無理だからwww」
「付き合って」とは、買い物の事だった。
私は一回家に帰って、着替えて。
また待ち合わせして、今に至る。
高「そういえば、○○とこうやって一緒に買い物するの久しぶりだな。」
『そうだね。学生の頃は緑間君も一緒に、よく三人で出かけてたよね!』
高「主にラッキーアイテム探しだけどなwww」
『そうそう!!』
昔の事を思い出して、ちょっと懐かしくなった。
あの頃は本当に楽しかったなあ。
〜〜♪
〜〜〜♪
高「あ、やば。会社から電話だわ。」
『わ、早く出なきゃ。』
高「多分明日の会議の事だな・・・。わり、○○。ちょっと長くなるかも。」
『全然いいよ。私、あそこのベンチに座ってるから。』
高「ああ、ごめんな。」
申し訳なさそうに、電話をしにいった高尾君。
私も言った通り、ベンチに腰掛ける。
高尾君、忙しそうだな。
なんて、呑気に思っていると、
「・・・○○、ちゃん。」
『っ!?』
聞き覚えのある声に、
名前を呼ばれた。
出来れば、
振り向きたくない。
・
37「・・・ごめん。」→←35「・・・ああ、ごめんな。」-高尾side-
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小夜(プロフ) - 姉さん» ありがとうございます!頑張ります!!(;_;) (2016年1月22日 1時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
姉 - 頑張ってください!応援してます! (2016年1月18日 19時) (レス) id: 6847b52a8f (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 羅虎さん» ありがとうございます!最近忙しくて中々更新出来ませんが、頑張ります( ;∀;) (2015年12月25日 18時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
羅虎(プロフ) - こんばんは!宮地さん大好きなのでこれからも更新待ってます!! (2015年12月25日 0時) (レス) id: 1c137cc79e (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - ユキさん» わー!!ホントだ!教えて下さってありがとうございます! (2015年10月25日 17時) (レス) id: 4d8dfad001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小夜 | 作成日時:2015年7月1日 18時