30「まだ誰のものでもないのだろう?」-高尾side- ページ31
隠してきたはずなのに。
30「まだ誰のものでもないのだろう?」-高尾side-
『・・・はあ。』
○○を送って、家について2時間。
今日はもう飲む気にはなれず、シャワーを浴びてベットにダイブ。
『・・・。』
突然○○の前に現れたあいつ。
また○○を泣かせるようなことしたら許さねえ。
と、考えていると突然の着信。
もう24時を超えそうなときに掛けてきた奴は
意外すぎる人物だった。
『もしもーし。』
≪もしもしじゃないのだよ。≫
『いや、電話の時は普通こういうでしょwww』
我らがエース様、緑間。
緑≪さっきから掛けているのに何故出ないのだよ。≫
『え?嘘?ごめん何?www』
緑≪ふん。お前、今日店に財布を忘れていたのだよ。≫
『・・・はあ!?マジ!?』
バッと鞄を開けて中身を見る。
『うーわ・・・マジだわ。』
緑≪先輩たちに「返しとけ」と押し付けられた。≫
『マジか・・・。悪いな。明日取りに行くわ。』
緑≪まったく、手間の掛かる奴なのだよ。≫
『いや、真ちゃんにだけは言われたくねーわ。』
緑≪うるさいのだよ。≫
「もう寝る」と言って、電話を切ろうとする緑間。
『わざわざサンキューな。』
緑≪・・・・・・高尾。≫
『んー?』
緑≪お前、何かあったのか。≫
『へ!?』
唐突に聞いてくるエース様。
びっくりして鼻水出た。
『え、なんで?何もないけど?』
緑≪いや、今日の高尾はいつもより馬鹿に見えたのだよ。≫
『は?喧嘩売ってんの?www』
緑≪売ってない。ただ気になっただけなのだよ。≫
真ちゃんなりの気遣いなのかもしれない。
ああ、長年相棒やってたら分かっちゃったりすんのかな。
『緑間。』
緑≪なんだ。≫
『俺、最近分かんねえんだわ。』
緑≪何がなのだよ。≫
『何がって・・・んー・・・』
いや、何が分かんねえんだろう。
俺にも分かんねえや。
緑≪ふん。そんなの、全てに人事を尽くせば何も恐くないのだよ。≫
『え、』
緑≪まだ誰のものでもないのだろう?≫
『は?・・・はあ!?し、真ちゃん、お前、知って・・・!?』
緑≪うるさい。寝る。切る。≫
一方的に切った真ちゃん。
本日二回目の鼻水。
色んな意味で心臓が痛い。
もうバクバク。
『・・・エース様だわ。』
・
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小夜(プロフ) - 姉さん» ありがとうございます!頑張ります!!(;_;) (2016年1月22日 1時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
姉 - 頑張ってください!応援してます! (2016年1月18日 19時) (レス) id: 6847b52a8f (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 羅虎さん» ありがとうございます!最近忙しくて中々更新出来ませんが、頑張ります( ;∀;) (2015年12月25日 18時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
羅虎(プロフ) - こんばんは!宮地さん大好きなのでこれからも更新待ってます!! (2015年12月25日 0時) (レス) id: 1c137cc79e (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - ユキさん» わー!!ホントだ!教えて下さってありがとうございます! (2015年10月25日 17時) (レス) id: 4d8dfad001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小夜 | 作成日時:2015年7月1日 18時