27「譲ってくれるんすか?」-宮地side- ページ28
ああ、無性に。
27「譲ってくれるんすか?」-宮地side-
『は?』
高「いや、○○っすよ。」
「仲良くやってんすか?」と聞くこいつを埋めたい。
そんな事、分かってんだろ?
俺は、ただでさえあいつに、
『(・・・恐がられてたり、嫌われてんのに。)』
高「宮地さん?」
『え、ああ、おう。』
高「あ、やっぱりそうなんすね!」
『あ?』
高尾は嬉しそうに「よかったー」と言ってる。
どういうことだ?
高「最近、○○から連絡無いんすよ。前はしょっちゅうあったのに。」
『なんで。』
高「宮地さん恐い、ひどい、とか。」
『・・・ふーん。』
高「そんな連絡無いってことは、恐くなくなったんでしょ?」
『・・・あっそう。』
高「よかったじゃないすか。」
『・・・おう。』
高「・・・?嬉しそうじゃないっすね?」
『いや、嬉しいよ。』
あいつ、そんな事高尾に相談してんのか。
とことん仲いいんだなこいつら。
『・・・お前ら、ほんとに仲いいな。』
高「え、そうっすか?www」
『ああ、この前○○が酔ってた時も、高尾高尾って煩かったぞ。可愛かったけど。』
高「マジすか?俺ら相思相愛ですね!」
『は、まあ、一番信頼されてんのはお前だろうな。』
そう言うと、高尾の目が一瞬曇った気がした。
こんな顔、見たことない。
と言っても一瞬。
すぐ馬鹿面に戻る。
高「あったりまえっすよ!何年一緒にいると思ってんすか?www」
『あ、そうか。お前ら中学から一緒か。』
高「まあ、知り合ったのは中3っすけどね。」
何か引っ掛かる。
高尾はもしかして、
「じゃ、戻りましょう」と言いながら、
ドアに手を掛ける高尾。
『おい、高尾。お前もしかして○○のこと・・・。』
高「・・・。」
沈黙が重い。
もしかして本当に?
高「もしそうだったら、○○、」
『・・・。』
高「譲ってくれるんすか?」
『え・・・無理。』
高「はは、嫌だなあ。冗談っすよ!」
『は?てめえ高尾撲殺すんぞ!』
高「うわwwwちょ、大坪さーん!助けて!!www」
・・・くそ。
こいつのせいで、また離れなくなっちまった。
『(ああ、○○。)』
会いたい。
もう重症だ。
・
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小夜(プロフ) - 姉さん» ありがとうございます!頑張ります!!(;_;) (2016年1月22日 1時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
姉 - 頑張ってください!応援してます! (2016年1月18日 19時) (レス) id: 6847b52a8f (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 羅虎さん» ありがとうございます!最近忙しくて中々更新出来ませんが、頑張ります( ;∀;) (2015年12月25日 18時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
羅虎(プロフ) - こんばんは!宮地さん大好きなのでこれからも更新待ってます!! (2015年12月25日 0時) (レス) id: 1c137cc79e (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - ユキさん» わー!!ホントだ!教えて下さってありがとうございます! (2015年10月25日 17時) (レス) id: 4d8dfad001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小夜 | 作成日時:2015年7月1日 18時