検索窓
今日:11 hit、昨日:12 hit、合計:89,829 hit

27「譲ってくれるんすか?」-宮地side- ページ28

ああ、無性に。






27「譲ってくれるんすか?」-宮地side-






『は?』


高「いや、○○っすよ。」



「仲良くやってんすか?」と聞くこいつを埋めたい。

そんな事、分かってんだろ?

俺は、ただでさえあいつに、



『(・・・恐がられてたり、嫌われてんのに。)』


高「宮地さん?」


『え、ああ、おう。』


高「あ、やっぱりそうなんすね!」


『あ?』



高尾は嬉しそうに「よかったー」と言ってる。

どういうことだ?



高「最近、○○から連絡無いんすよ。前はしょっちゅうあったのに。」


『なんで。』


高「宮地さん恐い、ひどい、とか。」


『・・・ふーん。』


高「そんな連絡無いってことは、恐くなくなったんでしょ?」


『・・・あっそう。』


高「よかったじゃないすか。」


『・・・おう。』


高「・・・?嬉しそうじゃないっすね?」


『いや、嬉しいよ。』



あいつ、そんな事高尾に相談してんのか。

とことん仲いいんだなこいつら。



『・・・お前ら、ほんとに仲いいな。』


高「え、そうっすか?www」


『ああ、この前○○が酔ってた時も、高尾高尾って煩かったぞ。可愛かったけど。』


高「マジすか?俺ら相思相愛ですね!」


『は、まあ、一番信頼されてんのはお前だろうな。』




そう言うと、高尾の目が一瞬曇った気がした。

こんな顔、見たことない。

と言っても一瞬。

すぐ馬鹿面に戻る。




高「あったりまえっすよ!何年一緒にいると思ってんすか?www」


『あ、そうか。お前ら中学から一緒か。』


高「まあ、知り合ったのは中3っすけどね。」




何か引っ掛かる。

高尾はもしかして、



「じゃ、戻りましょう」と言いながら、

ドアに手を掛ける高尾。




『おい、高尾。お前もしかして○○のこと・・・。』


高「・・・。」



沈黙が重い。

もしかして本当に?



高「もしそうだったら、○○、」


『・・・。』







高「譲ってくれるんすか?」






『え・・・無理。』


高「はは、嫌だなあ。冗談っすよ!」


『は?てめえ高尾撲殺すんぞ!』


高「うわwwwちょ、大坪さーん!助けて!!www」





・・・くそ。

こいつのせいで、また離れなくなっちまった。








『(ああ、○○。)』





会いたい。

もう重症だ。









28「あ、やば。」→←26「どーなったんすか?」-宮地side-



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (79 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
145人がお気に入り
設定タグ:黒バス , 宮地清志 , 秀徳   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

小夜(プロフ) - 姉さん» ありがとうございます!頑張ります!!(;_;) (2016年1月22日 1時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
- 頑張ってください!応援してます! (2016年1月18日 19時) (レス) id: 6847b52a8f (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 羅虎さん» ありがとうございます!最近忙しくて中々更新出来ませんが、頑張ります( ;∀;) (2015年12月25日 18時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
羅虎(プロフ) - こんばんは!宮地さん大好きなのでこれからも更新待ってます!! (2015年12月25日 0時) (レス) id: 1c137cc79e (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - ユキさん» わー!!ホントだ!教えて下さってありがとうございます! (2015年10月25日 17時) (レス) id: 4d8dfad001 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:小夜 | 作成日時:2015年7月1日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。