24「別に俺しか見ねえよ。」 ページ25
何かが変わった月曜日。
24「別に俺しか見ねえよ。」
『・・・。』
宮地さんと飲んだ日から二日。
私はというと・・・。
『(・・・恐い。)』
会社の入り口前。
入ろうか入らまいか悩んでいる。
宮「何やってんの。」
『え、いたっ』
振り返ると、でこピンがクリーンヒット。
い、痛い・・・。
宮「おはよう。」
『お、おはよう、ございま、す。』
ふわっと笑って先に行ってしまった宮地さん。
あ、あれ?
『絶対何か言われると思った・・・。』
_______。
__________。
朝から数時間。
からかわれることもなく、
怒られることもなく、
普通に過ごせてる。
普通に仕事してる。
『(・・・、あ。)』
何気なく前のデスクを見ていたら、宮地さんと目が合ってしまった。
む、今日は逸らさないぞ・・・。
と、思ったけど、今日は宮地さんが先に目を逸らした。
スマホをいじってる。
『(・・・?・・・宮地さん何か変。)』
怒っている訳ではない。
でも、何か変・・・。
『ん?』
スマホに新着メッセージ2件。
宮地さんからだ。
『・・・ちょ、なにこれ。』
私の寝顔の画像が一枚と、
″待ち受けにしていい?″
の一言。
もう一回宮地さんを見ると、
してやったり感たっぷりの笑顔。
『な、と、撮ったんですか!?///』
宮「だめ?」
『だ、だめに決まってます!///』
宮「なんで。」
『恥ずかしいからですよ!』
宮「別に俺しか見ねえよ。」
『尚更ダメです!!』
宮「尚更ってなんだよ埋めんぞ。」
前言撤回。
何も変わってなかった。
普通にいじわるだった。強引だった。
ちょっと優しくなったとか、
雰囲気が変わったとか思った自分が馬鹿だった。
『消してください!』
宮「(やっぱり我慢出来なくて、1枚撮ったけど、)」
『聞いてますか宮地さん!』
宮「(これは天使より可愛い。)」
『何で無視するんですか!?』
宮「あ?うるせえ絶対消さねえ。」
『ひどい・・・。』
ここが職場だって事を忘れるところだった。
大声で言い合っていた私たちは、
周りから変な目で見られていた。
・
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小夜(プロフ) - 姉さん» ありがとうございます!頑張ります!!(;_;) (2016年1月22日 1時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
姉 - 頑張ってください!応援してます! (2016年1月18日 19時) (レス) id: 6847b52a8f (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 羅虎さん» ありがとうございます!最近忙しくて中々更新出来ませんが、頑張ります( ;∀;) (2015年12月25日 18時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
羅虎(プロフ) - こんばんは!宮地さん大好きなのでこれからも更新待ってます!! (2015年12月25日 0時) (レス) id: 1c137cc79e (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - ユキさん» わー!!ホントだ!教えて下さってありがとうございます! (2015年10月25日 17時) (レス) id: 4d8dfad001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小夜 | 作成日時:2015年7月1日 18時