検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:89,809 hit

24「別に俺しか見ねえよ。」 ページ25

何かが変わった月曜日。






24「別に俺しか見ねえよ。」






『・・・。』



宮地さんと飲んだ日から二日。

私はというと・・・。



『(・・・恐い。)』




会社の入り口前。

入ろうか入らまいか悩んでいる。



宮「何やってんの。」


『え、いたっ』



振り返ると、でこピンがクリーンヒット。

い、痛い・・・。



宮「おはよう。」


『お、おはよう、ございま、す。』



ふわっと笑って先に行ってしまった宮地さん。

あ、あれ?



『絶対何か言われると思った・・・。』




_______。
__________。



朝から数時間。

からかわれることもなく、

怒られることもなく、

普通に過ごせてる。

普通に仕事してる。




『(・・・、あ。)』


何気なく前のデスクを見ていたら、宮地さんと目が合ってしまった。


む、今日は逸らさないぞ・・・。


と、思ったけど、今日は宮地さんが先に目を逸らした。

スマホをいじってる。


『(・・・?・・・宮地さん何か変。)』



怒っている訳ではない。

でも、何か変・・・。




『ん?』


スマホに新着メッセージ2件。

宮地さんからだ。




『・・・ちょ、なにこれ。』



私の寝顔の画像が一枚と、

″待ち受けにしていい?″

の一言。



もう一回宮地さんを見ると、

してやったり感たっぷりの笑顔。



『な、と、撮ったんですか!?///』


宮「だめ?」


『だ、だめに決まってます!///』


宮「なんで。」


『恥ずかしいからですよ!』


宮「別に俺しか見ねえよ。」


『尚更ダメです!!』


宮「尚更ってなんだよ埋めんぞ。」






前言撤回。

何も変わってなかった。

普通にいじわるだった。強引だった。

ちょっと優しくなったとか、

雰囲気が変わったとか思った自分が馬鹿だった。







『消してください!』


宮「(やっぱり我慢出来なくて、1枚撮ったけど、)」


『聞いてますか宮地さん!』


宮「(これは天使より可愛い。)」


『何で無視するんですか!?』


宮「あ?うるせえ絶対消さねえ。」


『ひどい・・・。』





ここが職場だって事を忘れるところだった。

大声で言い合っていた私たちは、

周りから変な目で見られていた。









25「・・・やっぱお前、優しーな。」→←23「だって激レアじゃん。」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (79 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
145人がお気に入り
設定タグ:黒バス , 宮地清志 , 秀徳   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

小夜(プロフ) - 姉さん» ありがとうございます!頑張ります!!(;_;) (2016年1月22日 1時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
- 頑張ってください!応援してます! (2016年1月18日 19時) (レス) id: 6847b52a8f (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 羅虎さん» ありがとうございます!最近忙しくて中々更新出来ませんが、頑張ります( ;∀;) (2015年12月25日 18時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
羅虎(プロフ) - こんばんは!宮地さん大好きなのでこれからも更新待ってます!! (2015年12月25日 0時) (レス) id: 1c137cc79e (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - ユキさん» わー!!ホントだ!教えて下さってありがとうございます! (2015年10月25日 17時) (レス) id: 4d8dfad001 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:小夜 | 作成日時:2015年7月1日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。