23「だって激レアじゃん。」 ページ24
やってしまった日曜日。
23「だって激レアじゃん。」
『・・・。』
朝日が眩しい爽やかな朝。
・・・私は何でスーツで寝ていたんだろう。
そして頭痛がするのはなんでだろう。
記憶が無いぞ・・・。
ふと横を見ると、机に置手紙があった。
____
この借りは今度返せよ!
高尾
____
それと一緒に置いてある頭痛薬。
・・・高尾君?
なんで?
私は宮地さんと・・・
宮地さんと・・・?
宮地さん・・・。
『・・・。』
お、思い出した。
私、宮地さんに送ってもらって、
そのあと一緒に飲んだんだ・・・。
え、じゃあ何で自分の家に居るの!?
え、記憶が全然ないんですけど!?
『・・・やらかしちゃった?』
とりあえず高尾君に電話。
_______。
__________。
高尾君から話を聞いた。
絶望だ。
もう恐すぎて会社いけない。
宮地さんと居るときに酒癖が出てしまうなんて。
(○○は自分の酒癖を「すぐ寝てしまう事」と勘違いしています!by高尾)
ああ、ほんと、さいあく。
『・・・電話しなきゃ・・・。謝んないと後が恐い。』
Prrrrrr・・・
宮≪はい。≫
『あ、あの、△△です。えっと、昨日はほんとに、すみませんでした!わ、私、すぐ寝ちゃって・・・。』
宮≪ああ、っくく、いいよ別に。≫
え、宮地さん何で笑ってるの?
『・・・。』
宮≪なんだよ。≫
『・・・怒ってない、ですか?』
宮≪は、そんな事でいちいち怒んねえよ。≫
『え・・・・・・・・・・・・ほんとですか?』
宮≪どんだけ信用ねえんだ俺は。≫
「怒ってない」と笑いながら言う宮地さん。
これは本当に信じていいのかな。
宮≪まあ、俺にとってはラッキーだったけど。≫
『え?』
宮≪だって激レアじゃん。≫
『なっ・・・』
宮≪可愛かった。酔ってる○○。≫
『ちょ、やめてください///』
宮≪ははっ≫
電話越しに聞こえる宮地さんの笑い声。
恥ずかしい・・・。
でも、不思議と嫌ではなかった。
恐怖しかなかった宮地さんと、こんなにも話せたり
笑えるようになったのはいつから?
宮≪じゃあ、また職場で。≫
『あ、はい。お騒がせしました。』
宮≪ん。あ、○○。≫
『はい?』
宮≪俺、やっぱお前の事好きだわ。≫
「じゃあな」と言われ、切られた電話。
受話器を当てていた右耳が熱い。
『(ああ、もう!)』
・
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小夜(プロフ) - 姉さん» ありがとうございます!頑張ります!!(;_;) (2016年1月22日 1時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
姉 - 頑張ってください!応援してます! (2016年1月18日 19時) (レス) id: 6847b52a8f (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 羅虎さん» ありがとうございます!最近忙しくて中々更新出来ませんが、頑張ります( ;∀;) (2015年12月25日 18時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
羅虎(プロフ) - こんばんは!宮地さん大好きなのでこれからも更新待ってます!! (2015年12月25日 0時) (レス) id: 1c137cc79e (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - ユキさん» わー!!ホントだ!教えて下さってありがとうございます! (2015年10月25日 17時) (レス) id: 4d8dfad001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小夜 | 作成日時:2015年7月1日 18時