15「わり、それ俺のせい。」 ページ16
少しずつの変化。
15「わり、それ俺のせい。」
「△△さん、この書類1時間で仕上げて。」
『(1時間・・・。)はい。』
「この資料見ながらやってね。」
『分かりました。』
今日も朝からデスクワーク。
最近、運動してないから身体がなまっている気がする。
しかも1時間で仕上げるって・・・。
『(が、頑張らなくちゃ・・・。)』
_______。
__________。
『書類まとめました。』
「そこおいといて。」
きっちり1時間後に書類を提出。
ああ、目が疲れた。
でもまだまだ仕事は残っている。
最近、時間を指定される仕事が増えた気がする。
「ちょっと△△さん。」
『はい?』
「これ何?私、こんな書類の纏め方しろなんて言ってないわよ。」
『え?』
「私はこの資料を見てって言ったの。全然ちがう資料じゃない!」
『(嘘!?)』
目の前に出された資料はさっき渡された物とは
明らかに違うものだった。
私はこんな書類を纏めろなんて言われてない。
『(え、どうしたら・・・。)す、すみません・・・。』
「はあ、もう。やり直しよ。30分で仕上げて。」
『(30分!?)』
いや、間違えてるの先輩なんじゃ・・・。
・・・だめだ。そんなこと言えない。
おとなしくやり直そう。
と、思ったら、
宮「ストップ。」
『!??』
「え、み、宮地君!////」
資料を受け取ろうとした手を掴まれた。
宮「わり。それ俺のせい。」
『?』
宮「この資料で纏めろっつたの俺なんだよ。」
『え!?』
そんな事言われてない。
「み、宮地君が?///で、でも」
宮「あとは俺が直しとく。30分以内だろ?」
『ちょ、待って下さ、いっ!?』
掴まれた腕に力を込められる。
にっこり笑顔で「黙っとけ埋めんぞ。」と言っている(気がする)。
宮「はい、資料貸して。」
「い、いいの!自分で直すから!///」
そそくさと自分のデスクに戻った先輩。
も、もしかして先輩、宮地さんの事・・・。
宮「おい。」
『いっ!?』
ほっぺたをつままれ、我に返る。
『あ、ありがとうございました・・・。』
宮「いや、あれお前絶対間違ってなかっただろ。」
『・・・。』
ちゃんと見てくれていたんだ。
ちょっと、いや、かなり嬉しい。
『(恐い、だけじゃないんだ・・・。)』
宮「おい、今物凄く失礼なこと考えただろ。」
・
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小夜(プロフ) - 姉さん» ありがとうございます!頑張ります!!(;_;) (2016年1月22日 1時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
姉 - 頑張ってください!応援してます! (2016年1月18日 19時) (レス) id: 6847b52a8f (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 羅虎さん» ありがとうございます!最近忙しくて中々更新出来ませんが、頑張ります( ;∀;) (2015年12月25日 18時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
羅虎(プロフ) - こんばんは!宮地さん大好きなのでこれからも更新待ってます!! (2015年12月25日 0時) (レス) id: 1c137cc79e (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - ユキさん» わー!!ホントだ!教えて下さってありがとうございます! (2015年10月25日 17時) (レス) id: 4d8dfad001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小夜 | 作成日時:2015年7月1日 18時