検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:89,811 hit

15「わり、それ俺のせい。」 ページ16

少しずつの変化。






15「わり、それ俺のせい。」






「△△さん、この書類1時間で仕上げて。」


『(1時間・・・。)はい。』


「この資料見ながらやってね。」


『分かりました。』



今日も朝からデスクワーク。

最近、運動してないから身体がなまっている気がする。

しかも1時間で仕上げるって・・・。


『(が、頑張らなくちゃ・・・。)』




_______。

__________。



『書類まとめました。』


「そこおいといて。」



きっちり1時間後に書類を提出。


ああ、目が疲れた。

でもまだまだ仕事は残っている。

最近、時間を指定される仕事が増えた気がする。




「ちょっと△△さん。」


『はい?』






「これ何?私、こんな書類の纏め方しろなんて言ってないわよ。」


『え?』


「私はこの資料を見てって言ったの。全然ちがう資料じゃない!」


『(嘘!?)』



目の前に出された資料はさっき渡された物とは

明らかに違うものだった。

私はこんな書類を纏めろなんて言われてない。



『(え、どうしたら・・・。)す、すみません・・・。』


「はあ、もう。やり直しよ。30分で仕上げて。」


『(30分!?)』



いや、間違えてるの先輩なんじゃ・・・。

・・・だめだ。そんなこと言えない。

おとなしくやり直そう。


と、思ったら、



宮「ストップ。」


『!??』


「え、み、宮地君!////」



資料を受け取ろうとした手を掴まれた。



宮「わり。それ俺のせい。」


『?』


宮「この資料で纏めろっつたの俺なんだよ。」


『え!?』


そんな事言われてない。



「み、宮地君が?///で、でも」


宮「あとは俺が直しとく。30分以内だろ?」


『ちょ、待って下さ、いっ!?』



掴まれた腕に力を込められる。

にっこり笑顔で「黙っとけ埋めんぞ。」と言っている(気がする)。




宮「はい、資料貸して。」


「い、いいの!自分で直すから!///」



そそくさと自分のデスクに戻った先輩。

も、もしかして先輩、宮地さんの事・・・。



宮「おい。」


『いっ!?』


ほっぺたをつままれ、我に返る。



『あ、ありがとうございました・・・。』


宮「いや、あれお前絶対間違ってなかっただろ。」


『・・・。』



ちゃんと見てくれていたんだ。

ちょっと、いや、かなり嬉しい。







『(恐い、だけじゃないんだ・・・。)』


宮「おい、今物凄く失礼なこと考えただろ。」









16「嫌だって言ったら?」→←14「お返し?」-宮地side-



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (79 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
145人がお気に入り
設定タグ:黒バス , 宮地清志 , 秀徳   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

小夜(プロフ) - 姉さん» ありがとうございます!頑張ります!!(;_;) (2016年1月22日 1時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
- 頑張ってください!応援してます! (2016年1月18日 19時) (レス) id: 6847b52a8f (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 羅虎さん» ありがとうございます!最近忙しくて中々更新出来ませんが、頑張ります( ;∀;) (2015年12月25日 18時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
羅虎(プロフ) - こんばんは!宮地さん大好きなのでこれからも更新待ってます!! (2015年12月25日 0時) (レス) id: 1c137cc79e (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - ユキさん» わー!!ホントだ!教えて下さってありがとうございます! (2015年10月25日 17時) (レス) id: 4d8dfad001 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:小夜 | 作成日時:2015年7月1日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。