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にじゅうろく ページ27
その晩、おそ松兄さんとカラ松兄さんが街中を走り回った。
でも、あつしくんは見つからなかった。
……いや、見つかりはした。
自分のマンションの部屋から飛び降りた。
金持ちは高いところに住み易い。
彼もまた、例外でなく、
頭を打つには、足を折るには、
顔を半分潰すには十分すぎる所で息をしていた。
僕は彼を救いたく思い、一緒にいるうちに、
耐えられなくなっていたのだ。
根本を忘れて、全て兄弟に擦り付け、
彼の笑顔を保つ役を、屍の様に果たしていただけだったのだ。
彼は消えた。
僕が、約束を守らなかったから。
葬式に出た。
彼に無残な顔を覆うようにかけられた白い布を取りたかった。
狂って寄り添った僕を優しく抱き寄せた、
白い手だけが綺麗なまま、胸の前に組まれていた。
終わり
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けい(プロフ) - ピッピさん» ありがとうございます。随分と遅くなってしまい、申し訳ありません。 (2017年12月24日 12時) (
レス) id: 3e781053f7 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ(プロフ) - な、なんてシリアスな…！面白いです、応援してます！！ (2017年11月13日 1時) (レス) id: 95f6ab4992 (このIDを非表示/違反報告)
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