検索窓
今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:3,007 hit

鏡の呼吸 肆の型 ページ22

炭治郎を庇うようにしてその前へ進み出た僕を、無惨はやはり攻撃した。






やはり格別に強い。今までの鬼と比べ物にならないほど。



ずざざざーっと後ろに逃れた。






刹那。






頭部に衝撃が走った。







「___っ!?」





脳に何かが刺さったような感触がして。






「おい墨、」







……何だ、これ。








私の頭を刺したものは、


























鼈甲の簪。





「墨ちゃん、何やってんの!刺さってるよ簪!取って早く!」








ううん、取らない。






私は取らずに、そのまま立ち上がった。









「墨の助何やってんだ……」









「今まで楯突いたやつの中、見ない顔だ。本当に鬼狩りか?」









鬼舞辻無惨が笑みを浮かべる。







すかさずこっちも、噛み付くような笑顔をつくった。









「本当か?本当に僕を見たことがないか?この、」









頭に突き刺さっている簪を抜きとんとんっ、と人差し指で弾いた。









「硝子細工の簪。身に覚えがないか?」









瞬間、無惨は電気が走ったように目を見開いた。









「お前____」









「逢紅、なのか?」






そのまま続ける。







「お前、逢紅なのか!?」









「ええ」









「そうみたいね、残念ながら」









__________________________________________

はい!零堂Juneです!いちいちすみません、文字数の関係で…

あの、一人称がちょくちょく変わるのは、墨が二人分の気持ちを持っているからです。

つまり、澪子ちゃんとかの前では昔から友達なので私、になったり。


現在進行系では僕、ですが、たまに私が出てしまう時があるってことです。

鏡の呼吸 伍ノ型→←鏡の呼吸 参の型



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 零堂June
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:零堂June | 作成日時:2020年9月2日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。