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山南さんの・・・ ページ48

貴女「あぁ〜伊東のせいで今日は散々だった!!」

俺は自分の部屋の布団に倒れていった。

貴女「ったく伊東野朗いい加減だよ。
山南さんのこと知った上どあんなこと言うとか最低だ・・」

ホントに最低だ。
その時、薄っすら足音がした。

貴女「・・?
誰だろうこんな時間に。」

俺は襖を開けて外をみた。
その足音の主をみて俺はキョトンとした。

貴女「・・・山南さん?
なに、どこ行くんだ?」

俺は部屋からでて山南さんを付けた。
俺にきずいてないらしくって振り向かず歩き続ける。
だが、曲がり角を曲がったところで山南さんを見失ってしまった。

貴女「あれ?
山南さんどこ行ったんだろ・・」

俺は見失ってウロウロしていた。
と、その時一つの部屋を見つけた。
その部屋には赤い液体の入った小さなビンがある。

貴女「・・なんだこれ?」

部屋はまがまがしい空気が漂い気分が悪くなりそうだった。

山南「まさか君に見つかるとはね・・。」

貴女「(ビクッ!!)」

後ろから声がして振り向いた。
そこには、ニッコリと微笑んだ山南さんがいる。

山南「これが気になりますか?
これは、変若水という人間に劇的な変化を与える薬です。
投与された人間がどうなったか君も見たでしょう。」

貴女「まさか、あれって・・!!」

俺は新選組に会ったときのことを思い出した。
血を求めてさまよっていた人間を・・。

貴女「山南さん、まさかこれを飲むつもりじゃ・・」

山南「可能な限り薄めてあります。
調合さえ成功していれば私の腕も治るでしょう。」

貴女「していればって・・。
危険だよ、こんな物に頼らなくたって山南さんの腕は・・」

山南「こんな物に頼らなくては治らないのですよ!!」

山南さんは俺の言葉をさえぎって叫んだ。
その叫びが妙に痛々しくて・・。

山南「剣客として死に、ただ生きた屍になれというなら・・。
・・・人として死なせてください。」

その瞬間山南さんはビンの液体を飲み干した。

羅刹→←西本願寺


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蒼龍(プロフ) - あ〜・・岬鬼いる??;; (2011年11月26日 22時) (レス) id: 0686bc6853 (このIDを非表示/違反報告)
岬鬼(プロフ) - 和>もちろんわかるよ!!タメ、呼び捨てでよろしくな〜 (2011年6月25日 18時) (レス) id: a230726b7a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんちゃ〜^^岬鬼s、ぅちのこと分かりますか?岬鬼sって柔道部っすよね?てか、おもしろかったよぉ(^O^)/いきなりタメでゴメス!! (2011年6月25日 17時) (レス) id: b3e6fc6097 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 頑張って!応援してる! (2011年6月5日 11時) (レス) id: 02678a8c79 (このIDを非表示/違反報告)
岬鬼(プロフ) - 奏ありがとぉぉ〜!!これからも頑張るね〜!! (2011年6月5日 11時) (レス) id: b3e6fc6097 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:岬鬼 | 作成日時:2011年5月17日 20時

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