後輩と、私。‐part.2‐【名前変換オリジナル】

No.034 ページ10

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私はハッと我にかえった


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A｢か、からかわないで…!!｣


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望｢えー、でも本当のことじゃないですか?｣


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言いながらｸｽｸｽ笑う望君


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望｢だって、さっきの女子、みーんな
俺と先輩が付き合ってるって勘違いしてたじゃないスか｣


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A｢気が付いてたの!?｣


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望｢はい｣


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うわ、自分が言ってたわけじゃないけど……

なんか、恥ずかしい……


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A｢なんで、すぐに反論しなかったの｣


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望｢それは、俺も同じです

先輩、なんで反論しなかったんですか｣


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……………え?


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言われてみれば、そうだよ


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なんで私、


すぐに反論しなかったのかな


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きっと、それは


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A｢………わかんない｣


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望｢ですよね、俺もです｣


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私たちは、一緒に

おかしいようにｸｽｸｽ笑った


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なんだか、今なら

ｽﾄﾗｯﾌﾟを渡せる気がした


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大丈夫、渡せるよ。


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そう、自分に言い聞かせた


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｢あのね、これ………｣

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