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9 スキップ ページ9

虹村side


だいぶ1年も完全に馴染んだ今日この頃…平和だ


『ねぇねぇー虹村聞いてー!
後輩が可愛いぃー!!』


...コイツも通常運転で


先日、マネージャーの方の完全な本入部がありった


入ってきた後輩は結城のお眼鏡にかなったらしく...毎日のように可愛い可愛い言っている


にしても、今日はいつもよりテンションが高い気がする


俺が適当な返事しかしないからか、結城はむくれて去っていった


...スキップで


これは...ろくな事が無い


そう察し、アイツの観察を始める


普段から縛っている髪...縛る位置がいつもより高いか?


目がらんらんと...ってこれはいつも通り


あ、いつもは長袖長ズボンの色気のないジャージだが、今日は半袖短パンだな


...好きで見ているわけでは無いからな?


と、話を戻そう


今はもう自主練の時間、マネージャーの仕事はない


そして、運動できそうな服装...スキップで向かう先にはボールの入った籠...っ!!


その瞬間、結城の考えがわかった


が、ターゲットに助言するには時既に遅く


『1on1しよーよ!あーおくん!!』


「はぁ?!」


突然だと混乱するだろうが…はぁ...


と内心ため息をつきつつも餌食となった青峰に近づく


「青峰、一回だけだから本気でやってやれ


...結城の唯一のわがままだ、受けてやってくれ」


後半は、青峰のみに聞こえる声で言った


基本的に選手ファーストの結城はたまーに唯一のわがまま…バスケをしたがる


普段は俺が相手してる


とりあえず、青峰は生返事をしつつも結城に向き合った


一本先取で結城が先行とルールを決めたあたりでギャラリーが増えた


俺とやるのはこれまであったけど、他の人、ましてや期待のルーキーが相手だからか先輩たちも手を止めて見るみたいだ


「そういえば聞けたか?」


たまたま隣にいて、また観察するように見ていた赤司に話しかけた


「いえ、まだです


それと、虹村さんは結城さんをかなり気にしてますよね」


「幼馴染…というよりも、俺にとっては…妹みたいなもんだからな」


断じて、付き合ってない


そこを赤司に追求されるのはなんとなく嫌だったので話をそらす


「とりあえず、見ようぜ、俺の予想だと...


ーーーー瞬殺だな」

10 瞬殺…?→←8 平和



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とみっちゃん(プロフ) - なぱたさん» ありがとうございます(感動) (2019年7月27日 0時) (レス) id: 207ae5c547 (このIDを非表示/違反報告)
なぱた - 好きです(切実) (2019年7月25日 20時) (レス) id: 94a2213700 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とみっちゃん | 作成日時:2019年2月18日 23時

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